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2011年10月

2011.10.21

素材づくりの一歩 その6

『Read Me』を しっかりと作成したのだが

ほんの片隅に すこし思う事

説明文を読んで 納得の上で 使って欲しい 気持ち 

一瞬でも良いから 目をとおしてほしいなぁ

読みびと少なし『Read Me』 てところです…

 次の段階はCDプレスへのお話

CD-ROMをプレスする前にしなければならないことは

マスターディスクとレーベルデザインを作成しておくこと 

マスターディスクはプレスする原盤になるもので

CD-ROMタイトルを これから何度かプレスする為にも

慎重に そして漏れやミスが無いように作成しておく

 一番最初に出来上がる 一枚のタイトル! ここから始まる

(昔 レコード盤の頃に 歌手が新しい曲を吹き込んだ一枚を

  手にして喜んでいる風景 あ〜あれ ですよ)

そしてCD-ROM盤の顔としてのレーベルデザインをする

 レーベルは ユーザーが毎回使用する度に 手にし眺める 

音楽のCDとも同じ感覚で そのイメージを大切に

気持ちの良い 内容の分かり易いデザインにと心がける

印刷する面が微妙に違ったりしないように 寸法は要チェック!

用意が整うと CD-ROMをプレスするための手配となる

最後に 大事な印刷物も手掛けなければならない

CD-ROMとセットに入れるカタログとパッケージ等

デザインし 版下データをつくる

 馬子にも衣装というように 見かけ倒しではないけれど

購入者は まず外見で判断して 手に取る

どんなことが出来るの? 興味をもって 

使ってみようかなと レジに足を向ける

並んでいる商品の中から選ばれるように 仕向ける

仕向けるという言葉はいい感じではないけれど

デザイン力で外から 中へと導いていく

 DTPに関わる印刷物は デザインの仕事だから想定圏内

パッケージの形態も考え カタログ ラベル リーフレット

こういう場合のデザインは 受注でないので気が楽だ

 人の様子伺いをしなくて済むというのは 

今までにない嬉しい制作物で 開放感がある 

好き放題というと語弊があるが 制約のない自由な発想で

仕事が出来るということは 何にも代え難い 

 でも それが足を引っ張ることにも繋がるが…

こだわり過ぎたり 時間がかかり過ぎたりと

オーバー気味になり 誰かが手綱を引いたり

きちんと タイムスケジュールを決めなきゃね

 さあ いよいよ佳境に入り 製品になる一歩前

つづきは 素材づくりの一歩 その7

今日の一枚(毎日 押しつ 押されつつ)


H231021

http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG17.html

2011.10.20

素材づくりの一歩 その5

じっくりと時間をかけて暖めた素材が 出来上がった

素材データのチェックを終え出来上がると

EPSファイルだけでなく Windowsユーザーや

他のアプリケーションソフトを使う人の為に

ファイルを変換する 素材内容により 

PICT TIFF WMF BMP JPEG等に変換する

またカラー モノクロのダブル収録する場合もある

カラーが不要で モノクロの単色用が欲しい

というユーザーもおり 使う人は目的がそれぞれ違う

なるべく意に添ったものを と思っている

変換したデータを各々の画面で開くか 配置出来るか

テストして不具合の無いようであれば データ制作終了

データファイルは ある程度色んなアプリケーションソフトで

検証するが 何せバージョンアップの波が

怒濤のように次々と押し寄せてくる… 

お手上げ状態 万歳 バンザイ 嬉しい事なら歓迎だけど…

次にCD-ROM内に入れる内容を制作する 

『Read Me』という名でデータ説明文 使用方法 使用許諾

サポート 収録内容 動作環境 ディレクトリ構成など

これが面倒で 今まで手掛けた事がない事を文章にしていく

他社の商品にもRead Meはあるが パクリは出来ない 

『Copyright  □□□□□ All Rights Reserved.』

としっかり記されており全て著作権所有されている

簡単にコピペする人がいるけど ダメダヨ!いけないよ!

オリジナルで一から考えて これも試行錯誤で作成する

タイトルが増えるごとに サポートするごとに

抜けている文章や足りない説明を改良し追加していった

使用許諾などは線引きが難しく どこまで使用を許すのか

悪い事に使われなければ良い だけの話であるが

ちゃんと記していないと トラブルの元になる

文は表示によっても 受け取る側は様々である

素材集づくりは 結構文章を必要とする

つづきは 素材づくりの一歩 その6

今日の一枚(パクリはいけないよ〜)

H231020


http://www.e-digigra.com/DG17_18Web/DG17IND_IN.html

2011.10.19

素材づくりの一歩 その4

素材づくりは 試行錯誤するので中々時間が掛かる

ひたすらモニター画面に向かう地道な仕事である

デザイン制作のように色を塗ったり 紙をあやつるような

仕事と違い 身体を動かさない分 目を使う

パソコンの画面を睨み 下絵をトレースしていく

イラストやグラフィックエレメント等のオブジェクトは

基本的に Adobe llustratorで作成している

ペンツールで 一点のポイントを作り

そこから 次のポイントを作りハンドルを出して

なめらかな線で形づくりをしながら 形成していく

目で凝視しながら 形づくりのペンツールを動かすのは

慣れが必要でこれをまた 少し前までタブレットでなく

マウスでやっていたのだから…

パソコンで描くイラストは 固い表現になりがちで

手で描いたように柔らかい線になる工夫をする

一本の線を画面上で引いても 固い線と

柔らかい線のちょっとした所を見極める

そこを拘ると 線が生きてくる

Adobe PhotoShopでも描けるのだが作成に使わない

イラストを見るとどういう違いがあるのか

一般の方は分からないかもしれないが…

『デザイナー御用達』としている訳は その素材集自体を

そのままポンと使うだけに 前提としていない

色を変更したり 拡大縮小 変形加工 組み合わせ 

が簡単に行なえるように 工夫する度合いの幅をもたせている

その為にはIllustratorで作成しないと 意味が無い

基本的にIllustratorで作成してデータファイルはEPSFにする

それだけに時間も掛かってしまい

手の中で長い事 暖めていることになる

つづきは 素材づくりの一歩 その5

今日の一枚(線がいのち 愛情こめて…)


H231019


http://www.e-digigra.com/DG17_18Web/DG17IND_IN.html

2011.10.18

素材づくりの一歩 その3

仕事の受注と同時進行で 素材を作成することになる 

事務所内のデザイナー 皆のスケジュールを組んで

変則的に 仕事をこなしていきつつ

素材にも向かって部分部分を作成してもらう

一人一人の個性もあり 出だしは目に見えてばらつきがあり

これを上手くひとつのタイトルになるように

本格的に 素材集の企画をしていく

まず初めに取り貯めた素材を見て どんな素材が役にたつのかと

アイデアを練って しっかりとカテゴリー別に分ける

カテゴリー別に分ける事は この時しっかりとした土台になり

それが後に素材集をつくる他社に 追従させる事になる

足りないものは図書館に行ったり至所で資料を集めて補い

まずは下絵を書いていく タイトルに合わせた内容に手直しする

何回かチェックし スキャナーに取り込みトレースする 

トレース後 また修正し プリンターで出して見て修正する
 
実際に使用してみてどうか 修正の繰り返し…

修正ばかり繰り返すと自分の手掛けたものでなくなり

嫌になるのが顔に出るデザイナーもいた 

気持ちは表現したものに出るので 説明して納得してもらう

ダメ出しに納得しない気持ちは分かるが 妥協出来ない

この時何故 『それでいこうか』『OK! OK!』と出来なかったのか

この素材集に掛ける気持ちが ゆるぎないものだった

『デザイナー御用達 お助け素材集』

というキャッチをつけているから 嘘はつけない

納期に時間のない仕事や 安価な無理のある仕事に

便利に満足して使ってもらおうと 

いざという時に 出番のお助け素材集だ…

つづきは 素材づくりの一歩 その4

今日の一枚(おっと手直しは そこじゃない)


H231018


http://www.e-digigra.com/DG17_18Web/DG17IND_IN.html

2011.10.17

素材づくりの一歩 その2

今の時代ならパソコンは何処の職場にも置いてあり

学生の時分に学校で習い またそういう教室があり

社会に出る頃には充分に使えるようになって

デザインをする以前の問題だ と思っているだろうが…

徐々に姿を現してきたパソコンに

どこの職場も 右往左往する人は多くいた

デザイン現場の職場にも 急に現れたパソコン導入話

ひとりに一台づつ パソコンが当てがわれる

早かれ遅かれ パソコンの時代は訪れて来る

パソコンを習得する事を乗り越えた人が そのまま残る

デザインが好きでも ひとつの篩(ふるい)に掛けられたような気持ち

デザイナーになる為に 一通り理解しておく項目に

パソコンでの制作行程が徐々に入り込む

最初は パソコンに慣れない為 制作時間が掛かったり

画面内で不便な所があるから それを補うために

よく使うものは作成した後 とり貯めていて

必要な時に フロッピーから取り出して使っていた

自分たちだけではなく パソコン制作している人は 

皆 同じように四苦八苦していたのでは… 

とり貯めたわずかの素材から

素材集つくりに重点をおくようになる

事務所内は2足のわらじ 納期のあるデザインの受注もして

合間をぬって 素材集の企画していく 

つづきは 素材づくりの一歩 その3

今日の一枚(今まで見た事無い脅威のマニュアル本)


H231017


http://www.e-digigra.com/DG27_28_IN.html