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2011年10月

2011.10.16

素材づくりの一歩 その1

15年近く 素材集を作成しているが

それまでの長い道のりがある

パソコン自体はその前から導入されていたが

仕事する人皆に あてがうほどパソコン台数がない

デザインの仕事の中で パソコンで作成できる一部分を使う

たとえば タイトルまわりの文字や 細かいデザインパーツなど

それまで手で描いていた時間の掛かるものや 

写植指定して外注していたもの等を時間短縮として使う

初めは1台を共有していて それも仕事をしながらなので

パソコンの取得を家に帰ってからしていくのことになる

寝る時間 休み時間を割裂いて勉強する

デザインの仕事は 他の仕事に比べると時間が足りない位で

残業は当たり前 毎日が戦いのようで 自分の時間が無い

その中で新たにパソコンを使う事は 余程寝る間を惜しんで

勉強を頑張った人しか さわれないと言うこと

1台のパソコンで時間をとられていると 他の人の迷惑になる

パソコン画面に向かって 試行錯誤している時間がない

たま〜に パソコンに向かっているのだが マウスが机から落ち

ブラ〜ン ブラ~ンと揺れてることも…

ソフトもバージョンアップしてくると 習った事だけで大丈夫でない

いつまでたっても 家に帰ってからも勉強する事になる

パソコン台数が増えて これから人数分導入しようとなると

苦手な人は もうダメェ! と職場を去って行くことに…

つづきは 素材づくりの一歩 その2

今日の一枚(あの頃 皆疲れていた)


H231016


http://www.e-digigra.com/DG17_18Web/DG17IND_IN.html

2011.10.15

100歳の人生も 今は夢じゃない

昨日朝 NHKのテレビで

女流カメラマンの笹本さんの存在を知った

97歳で まだなお現役というからにして 

目も手も身体も しっかりしておられるのだろう

とても笑顔が素敵で 肌もきめ細やかで 

はきはきと質問に応えられている

到底 90歳を過ぎているとは見えない

時代と共に生きてきて 女性ならではの視点で 

時代に活躍した女性をカメラに収めている

という話と 写真を拝見した 

昔に働いていた女性は 男まさりがないと

やっていけないという事でなく 

女性でしか撮れない視覚を持っているのだから

それを生かしなさい という事があり

自ずと道に沿って しなやかに生きる…

今の世の中 誰しも長い人生を生きるのが

不安材料だらけで 先が見えない

不安な歳を重ねてまで 長く生きたくない

しっかりと役に立つ生き方をしたいと思うが

歳をとると お荷物的な扱いになりはしないか…

自分の存在感を失いたくない と暗い

しかし 長生きしている人びとの話しを聞いていると

活気があり 楽しく学ぶ事が多く 勇気が湧いてくる

長生き出来そうな気がしてくる

自分には出来ない事に背伸びしたり

自分らしくない事に無理する事なく 

自分らしく役に立つ事を コツコツとすればいい

そうして 笑顔でいると長生き出来る かな…

今日の一枚(私は下手の横好き)

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http://www.e-digigra.com/EP_Webdata/EP5_6.html

2011.10.14

秋深し 芋蒸かし…

秋も段々と深まってきて 

夜には 光輝く綺麗な丸い月が出て

朝には 町をおおう雲海が広がり

昼には 落葉樹が色付き初めてきた 

沈丁花の匂いが どこからともなくしてくる

たまの風に寒さを覚えるが

夏のように照りつけない 日差しも気持ち良い

ああ 秋なんだなぁ と観賞深くなる

しかし秋には 色んな秋があり

今の私は もっぱら食欲の秋

お芋の美味しい季節 というところ

戦争の頃に お芋ばかり食べてた年配の方は

ご馳走ではないだろうけど お芋は美味しい

種類も多くなり ブランドものは値が張る時代

手頃な袋ものをひとつ 購入する

やはり皮の色がいかにも『私は薩摩芋だ〜ぁ』と

主張している 美味しそうなのを選ぶ

1.5cmぐらいの輪切りにしバターをひいて 

フライパンで焦げをつけて焼く 簡単に直ぐ出来る

湯がいたお芋をつぶして蜂蜜を入れ金トン芋に

胡麻をふり大学芋に 極めつけは芋ご飯 

角切りのお芋に 出し昆布とお酒を少し入れご飯を炊く

私の場合 芋ご飯が主役で おかずは二の次の待遇

どれもお腹を満足してくれる 芋料理

あとは お芋のホットケーキでもつくりましょうか

秋を満喫してくれるひとときです

今日の一枚(芋食えば…)


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http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG14.html

2011.10.13

水張りのポスター制作

最近は 身体を大きく動かしてまでの仕事がないが

若い頃は 大きな寸法で制作することが多くあった

一般のデザインの仕事は

傾斜した製図板の置いてある机の上でするのだが

ポスターは床に置いたり 立てたりして制作する

狭い事務所の最大広い場所をさがして 

物を移動したりして 右往左往して仕上げていた 

台風で停電の時は 玄関先で仕上げた事も…あったなぁ

ポスター制作の場合 

まずB全判の板パネルを床に置いて 

ケント紙を水張りしていく

水張りと一言に片付けられないほど

小さな私には大仕事であった

パネルとケント紙の大きさを合わせて見当をつけておく

紙には裏表があり 見定めてから裏を上にして 

幅のひろい刷毛で水をたっぷり含ませ

中央から対角線に放射線状に塗って行く

塗りムラがないように丁寧に しかもすばやく

刷毛に水をつけては 腕から 身体から 足まで動かす

万遍に塗れたら 紙を裏返しパネルに合わせる

中央から やはり対角線に向けて

タオルなどで中に入った空気を抜きながら張り合わせいく

引っ張り気味にパネルの横を対角順にホチキスで止める

角部分の紙を綺麗に折り処理して

パネルより はみ出た紙は切り取る

水張り用のテープを水に湿らせ パネルの端を止めていく

余分に出てる所は裏にまわし処理する

紙は乾いてくると 失敗してるかどうかが分かってくる

パネルの角 どこか偏った引っぱり気味のしわが現れる

そうなると 使えない もう一度

失敗も何回もしているので お手のものだ

ポスターだけでなく 包装紙などのデザインも水張り

何回 水張りをしただろうか 何回 新人に教えただろうか

今となっては いらない技術だけど

やって見せてと言われれば 昔取った杵柄だ

今日の一枚(過ぎし日は… 宮島は色づいてるだろうか)


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http://www.e-digigra.com/title_page/DG32dot.html

2011.10.12

活躍する昭和の道具

今年は なにかと昭和の道具が活躍した

最近は 少しづつそういう傾向になっていたが

極端に3月の東日本大震災以降に 広島に居ながら

便利な物に対して 堂々と使う気がなくなった

なんだか使ってはいけないような考えが頭のどこかに潜み

省エネとか エコ生活と意識していなかったが

以前のもので使用してみようとなり 気が付くと 
 
必要なものは 何でも購入してた考えから外れていた

本当に必要なのか? 無くても困らないのではないか?

前のものを放り出さないで修理して使ってみよう

以前なら 買っていたであろう生活小物や道具を

ほとんど 購入せずに済ませてしまった

日傘も靴底も修理 めがねのネジも閉め直し

携帯電話は薄くなく重くて古い機種のまま困らない 

ソファーカバーに座布団カバー スカートの直し

すべて手作りで 久々に取り出した裁縫とミシンが活躍

そして 電気での生活が合理的になる

寒いときは湯たんぽで 暑いときは扇風機と団扇

ござに よしずやスダレに 打ち水 果ては行水 かき氷

お茶を飲みたいときは魔法瓶 ペッボトルに用はない

掃除する時は電気掃除機とほうき 雑巾を使い分け

洋風なんちゃって漬物 ジャム きんぴら ドレッシング 

手を加えた料理で作り置きが増えてきた 

最近では 初めて土鍋でご飯も炊いてみたり…
『食欲の秋といえば 秋刀魚と新米』

ざっと羅列してみるだけで 

なんと昭和の道具が活躍しているではないか

平成は未来に向けての年でもあり 

良き昭和を見直す年でもある

一度立ち止まって見直すと 

心がほんわか 豊かになる

今日の一枚(ほっとする光景 落ち葉の季節)

H231012


http://www.e-digigra.com/title_page/NEOKIRIE_index.html