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2011年10月

2011.10.26

素材つくりの一歩 その11

この形となった素材集が

どのような方法で 購入して使ってもらえるのか

委託販売ならここまで考えないで良かったのだが…

何とかして 売っていかなければ

ここまで頑張ってきたことが 水の泡になる 

営業を開始しし 販売促進の数もこなしたが

すぐに 反応はない ダメなのかな…

素材集が出来上がった時の 早る気持ちが 

時間が経つに連れ 折れそうになり 

『そう 甘くないよね〜』 つぶやく

営業に回ってもらった従業員から

『どこの会社? 知らないね〜』

『それが 売れるの?』などと言われた と落ち込む

私からすると 『知らないから知れるように営業するのだ』

『使い方が分からないなら どれだけ便利か説明するのだ』

と捲し立て強がっていたが どんどん自信がなくなっていく

初めて営業させてしまい 営業の教育もしていない

それでもハッパをかけ 営業へと送り出す

DMやメディアのニュースなどの販促にも精を出していく

すべて体当たりで少しづつ ああしよう こうしようと

一日一日の終わりに 作戦をたてる

それから 数ヶ月すると徐々に反応が出てくる 

顧客が付いてきたのだ 

ひとつのタイトルが沢山売れる訳がない と

いう事は承知していたが クチコミやら

取り上げてもらうリリースニュースは強い

こういうのが味方になると すばやく広がっていく

反響がくると次第に気持ちがみなぎってくる

心が折れたり自信を亡くしたり 息吹をもたらしたりと忙しい

知る人ぞ知る といっても小さな輪だけど… 

使われるものが限られている世界だからね

この顧客を大切にして また新しくタイトルを作っていく

そうこうして デジグラ工房の素材集が生まれる

つづきは 素材つくりの一歩 その12

今日の一枚(やればなんとか形に)


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http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG17.html#

2011.10.25

素材づくりの一歩 その10

しなければならない作業を 項目別に掲げ

チェック項目を 確実に消化して行く

カタログやラベルの印刷物が 出来上がってくる

インクのまだ乾いていない新鮮な匂いがする

CD-ROMも プレスされて送られてくる

箱も トムソン加工されて納品されてきた

全部揃ったそれぞれをひとつの箱に入れて

シュリンク外注し 製品となる

綺麗にシュリンクパックされて

ピカピカの一年生が 出来上がり

唯一 自分たちで手掛けた素材集

長いトンネルを抜けたように 気分は晴れやかだ

時間を掛け 試行錯誤の連続で作りあげたタイトル

後を振り返って見ると失敗の轍(わだち)が出来ている

たどり着くまでの失敗は 完成への道しるべで

作業プロセスは 全て大事な勲章である

形になった嬉しさは 何事にも代えられない

世界にひとつだけの自分たちのもの

しかし 喜んでばかりはいられない これから先が待っている

どのようにして販売していくか 課題は山積み

販売方法を考えるが 販売に対しては素人で

流通も何もかも知らない事ばかり

とにかく体当たりで やれることを突き進めて行く

知らないと言う事は 怖さ知らずで遠慮もなく

業界システムの流れにも 流されない頑固さもある

サンプルを送ってみたり 郵便 電話 訪問営業など

販売作戦の数をこなし 徐々に前に進んで行く


つづきは 素材づくりの一歩 その11

今日の一枚(成長過程が面白い 雨模様もなんのその)

H231025

http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG17.html#

2011.10.24

素材づくりの一歩 その9

製品の形態は CDケースのみの形態から

CDケースとカタログが収められる箱型形態に

●製品を速く組み立てられるようにスリーブ型に(筒型)

●中箱は製品が中でちゃんと固定されること

●紙の取り分に無駄がなく最小限少なく出来る形態に

●パソコンSHOPの棚に置いても目立つ大きさ

●パッケージの側面はタイトルの種類が増えても

 並べて分かり易く大きめにタイトルロゴを配置

●裏面は購入できる程合いの内容説明を入れる

これらの事を念頭に置いて デザインし仕上げて行く

何種類か箱をつくってみて その中からひとつを選ぶ

〈ポイントアドバイス〉 

形を精密にきっちり計っても 型が合わない場合がある 

それは 折が入ると紙の厚さがあるのでずれる

紙厚の分も計算に入れて箱の展開図を作らなくてはいけない事

紙質や厚みを決め版下をつくり サンプル箱を依頼する

サンプル箱が出来あがり不具合もなく これでいけるとなると

大量に紙を切断するためのトムソン型が作られる

段ボールの紙をこのトムソン型された刃が紙を打ち抜く

打ち抜かれた紙は 組み立てて箱となる

これがトムソン加工という

素材づくりは データ制作からはじまり

製品化するまで色んな作業を同時進行で

進めていかなければならない

箱のかたち CDプレス 印刷物関係

販売に於ける準備など

やる事があり過ぎてやらなければならない事を

ひとつづつ書き出して チェックし 片付けて行く

最終段階に入ると 一段と気分が高揚してくる

つづきは 素材づくりの一歩 その10

今日の一枚(最後の追い込み 気を抜かないで…)


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http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG19.html#

2011.10.23

素材づくりの一歩 その8

話は少し横に反れるが 素材集を作成しはじめた頃は

製品じたい出来上がったら 一応そこで終わっていた

その先は販売を委託していたので どのくらい売れるのか

どのくらい宣伝してくれるのか 反響はどうなのか

全て業者にお任せで 業者の頑張り次第だ

こちらの感知する余地もなく 月々の報告を待つのみ

作成した内容が ユーザーにとってどうなのかも

全て業者間を通ってくるので 伝わらない

ものを作っている人間にとって やる気の起きる事は

やはり自分のやっている仕事を認めてもらう事につきる

良いのか不便なのか どこか工夫の度合いが足りないか

一方的な作りになっていないか ユーザーの声が聞きたい 

意見も問い合わせもサポートも 全部直接聞きたい

最近 そいうい風潮が起きて 皆立ち上がっている

スーパーにいけば野菜を作った農業の人の顔写真つき

インターネットで魚を購入するも漁業に携わった人

製造現場も 旅館も 飲食店も 美容院も 家も 

手掛けた人の顔の分かるものになってきた

私たちがつくりました と胸と張って堂々と仕事する

自信をもち 良いものをつくろうと努力する

やる気 元気 根気を持ちつづけていけるのは

何にも勝るユーザーの声があるからだ

私たちも然り 作るだけではフラストレーションが溜まる

ただ作るだけなら 気持ちが入らない内容になってしまう

そこで 素材集の販売もすべて自分たちでする事にした

顔こそお見せするには及ばないが 直接全てを手掛けることにする

今まで業者任せで苦労してない分 いろいろと知ることも多い

自分たちで工夫して販売していかなければならない

業者に委託していた製品の形態は 

CD-ROMと他に中に入れるカタログを付けていたのみで

パソコンSHOPやユーザーに売り回って頂いていた

ここから急に話は戻るが 製品の形態から考えることになる

つづきは 素材づくりの一歩 その9


今日の一枚(私が育て上げました)

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http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG19.html#

2011.10.22

素材づくりの一歩 その7

パソコン素材集の製品に また一歩近づいた

パッケージやカタログの印刷物を発注する

まず 見積もりをお願いするが

基本的にどのくらい用意すればいいのか

見当もつかないし そういう事例も周りにない 

印刷物は ある程度の枚数まで 多ければ割安になり

少ない枚数だと どんどん極端に割高になる

ひとつに対して 2倍も3倍も価格が変わる

どのくらい販売できるのか把握出来ないまま

割安になる方を選んで多く印刷をお願いする

初めの頃はあれもこれもと 品数も分からないまま

沢山印刷して無駄に経費ばかり掛かり 勉強となる

販売した売上が 印刷の支払いに全てもって行かれる

制作した内容の売上はどこに… 見当たらない…

印刷物の在庫だけが残る

勉強 勉強 全て失敗から学んでいくのだ

10年以上前の印刷は 今に比べると紙の需要もあり

まだ斜陽化が進んでいないので言い値で臨んでいたのかも

今は随分と安値になり 全国的に競争が激しくなってきた

インターネットで見積もりし 顔も見ないで取引する

在庫を多く抱えないで ある程度掃けてきたら

必要に応じて また印刷すればいい

そういう時代になってきた

つづきは 素材づくりの一歩 その8

今日の一枚(痛みがあれば 直す方向に)


H231022


http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG17.html#