素材づくりの一歩 その4
素材づくりは 試行錯誤するので中々時間が掛かる
ひたすらモニター画面に向かう地道な仕事である
デザイン制作のように色を塗ったり 紙をあやつるような
仕事と違い 身体を動かさない分 目を使う
パソコンの画面を睨み 下絵をトレースしていく
イラストやグラフィックエレメント等のオブジェクトは
基本的に Adobe llustratorで作成している
ペンツールで 一点のポイントを作り
そこから 次のポイントを作りハンドルを出して
なめらかな線で形づくりをしながら 形成していく
目で凝視しながら 形づくりのペンツールを動かすのは
慣れが必要でこれをまた 少し前までタブレットでなく
マウスでやっていたのだから…
パソコンで描くイラストは 固い表現になりがちで
手で描いたように柔らかい線になる工夫をする
一本の線を画面上で引いても 固い線と
柔らかい線のちょっとした所を見極める
そこを拘ると 線が生きてくる
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Adobe PhotoShopでも描けるのだが作成に使わない
イラストを見るとどういう違いがあるのか
一般の方は分からないかもしれないが…
『デザイナー御用達』としている訳は その素材集自体を
そのままポンと使うだけに 前提としていない
色を変更したり 拡大縮小 変形加工 組み合わせ
が簡単に行なえるように 工夫する度合いの幅をもたせている
その為にはIllustratorで作成しないと 意味が無い
基本的にIllustratorで作成してデータファイルはEPSFにする
それだけに時間も掛かってしまい
手の中で長い事 暖めていることになる
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つづきは 素材づくりの一歩 その5
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今日の一枚(線がいのち 愛情こめて…)