素材づくりの一歩 その3
仕事の受注と同時進行で 素材を作成することになる
事務所内のデザイナー 皆のスケジュールを組んで
変則的に 仕事をこなしていきつつ
素材にも向かって部分部分を作成してもらう
一人一人の個性もあり 出だしは目に見えてばらつきがあり
これを上手くひとつのタイトルになるように
本格的に 素材集の企画をしていく
まず初めに取り貯めた素材を見て どんな素材が役にたつのかと
アイデアを練って しっかりとカテゴリー別に分ける
カテゴリー別に分ける事は この時しっかりとした土台になり
それが後に素材集をつくる他社に 追従させる事になる
足りないものは図書館に行ったり至所で資料を集めて補い
まずは下絵を書いていく タイトルに合わせた内容に手直しする
何回かチェックし スキャナーに取り込みトレースする
トレース後 また修正し プリンターで出して見て修正する
実際に使用してみてどうか 修正の繰り返し…
修正ばかり繰り返すと自分の手掛けたものでなくなり
嫌になるのが顔に出るデザイナーもいた
気持ちは表現したものに出るので 説明して納得してもらう
ダメ出しに納得しない気持ちは分かるが 妥協出来ない
この時何故 『それでいこうか』『OK! OK!』と出来なかったのか
この素材集に掛ける気持ちが ゆるぎないものだった
『デザイナー御用達 お助け素材集』
というキャッチをつけているから 嘘はつけない
納期に時間のない仕事や 安価な無理のある仕事に
便利に満足して使ってもらおうと
いざという時に 出番のお助け素材集だ…
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つづきは 素材づくりの一歩 その4
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今日の一枚(おっと手直しは そこじゃない)