オリンピック開会式場の席色とピクトグラム・・
オリンピック開会式で見るデザイン的視覚の席色とピクトグラム
オリンピック開催式が始まりテレビ観戦の我が家では
遠目から座席が少なからず埋まっている気がした
コロナウイルスの感染を避ける無観客のはずだが・・
よく見ると全席の色が5色ぐらいバラバラに設けられていて
全会場ぐるり遠くから見ると観客がいっぱいにいるような
景色に映っていた
この時期に及んで無観客に対する対応か
『 これはすごいアイデアだな 』 と思った
国立競技場の建築をした隈研吾さんは今だからでなく
以前からのデザインによるものだと・・
揺るがないデザインという結果が今と重なり
寂しい会場でなく良い景色になっていた
先端のデザインを考える人は目先だけでなく
その先 未来まで自分の考えの基に
しっかりとしたコンセプトを持っているのだと感心した
*
コックリコックリと眠くなりそうな時間帯だ
延々と続く入場行進に見ようとする気持ちと裏腹に
目が閉じかけそうになり花火の打ち上げや
ドローンによる演出はなんとか目を見開いていた
宴もたけなわ セレモニーもそろそろ終わりに近づきつつ
次なるイベントは・・ ピクトグラムのお出まし
普段 子供が真似遊びでやっているような感じがするが
ここはオリンピック会場 リズミカルに50種のピクトを
種目別のピクトグラムと同じものを実際の人が表現
見事に表現しきった様は感心してしまった
うっかりミスもあったがそこは愛嬌の域で
全部完璧よりも計算してる?というぐらい面白く心に残った
これがお金をかけた大規模なイルミネーションよりも
コスト削減の意味でも見事に心をつかんで
私の目が完全に覚めてしまった
*
普段はピクトグラムに対してトイレやマナーのゴミ捨てに
携帯の電源切や禁煙に非常口などの表示が多く確認できる
ピクトグラムは昔の東京オリンピック開催にあたり開催国として
言葉で外国の人が判断するのが困難なため一目で見て
これは何かわかるようなデザインとして絵文字を取り入れた
今では日本でも世界各地にも至る所に入り込んでいて
主に公共となる場所に表示されているが各地各国の表現が
バラバラで惑わされ理解できないものもあったた
世界中にグローバルな生活が入り込んでくると
言葉以上に理解出来るデザインへと統一されたデザインを考え
徐々に切り替わって行った
【 シンプルで一瞬で何を示しているのかわかること 】
シンプル故にこれが結構難しく作成に時間がかかり
多くの人に認められることが前提の作業だ
*
大変さがわかるのも20数年前に記号素材集の制作に
携わったからである
その時はまだ今のようにピクトグラムも統一されていなかった
生活に密着した記号マークを調べオリジナルを作成した
公式に出ている記号は許可を申請して手続きを取ったものである
通信 輸送 標識 自然 機器 施設 生活 文化の
カテゴリーに分けた記号の種類が6500点を収録
見るだけでこんなにある記号マークが満載です
是非 ご覧下さい▶ 【 DG3 / 記号マーケット】
商用に使えます(カタログ・チラシ・パンフレットなど)
【 公式の記号は其々の専門機関の許可が必要です 】
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