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2012年3月

2012.03.06

オタクという言葉

オタクと言う言葉から すぐに連想するのは

何かひとつの事に 偏って熱中してる人 

と捉えられている 感がある

少し気色悪い言葉を含み 

オカルト的な感じや 社会通念が通じず 

一般的でないものに 固執した

マニアックな要素を持ち

あえて 面と向かってオタクっぽいとは言えない

言うと傷つけるかもしれない ような言葉

冗談話で 必要以上に長けている場合のみ

賞賛する意味で使う分は OK …

もう長い事 名字でなくそう呼んでしまっている

『お宅の 考えは…』

『お宅が することは…』

『お宅は どうする?』

『オタク』というカタカナではなく

名前の 宅八郎でもない

けれど 最近『お宅は…』と

話すとき 何気に使う【お宅】は 

いつの間に【オタク】のような感覚になってきた

皆誰もオタクっぽい要素を含んでいて

一種のオタク族ではないか と思う

『オタクじゃね』と言っても

避けられなくなってきた帰来がある

言葉は文化であり 進化して 

発展した言葉にと 変わっていく

良い意味である程度 みなオタクでは… 

よくよく考えてみると 

私は 昔から

『資料収集オタク』だったような気がする

今日の一枚(お宅様は 何オタク?)
  
      趣味が高じてなんとやら

H240306


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2012.03.05

苔のむすまで

相方は 苔の緑色が好きで

苔玉作りや 苔を植えたりして 鉢で育てている

種類も豊富にあるらしく

鉢に入っている苔も 色んな種類がある

苔を手に入れる方法は 

大半は 大工センターに売っているが

あれは 緑色が物足りないようで

たまにある 草花植木祭のようなものに

顔を出し 手頃な苔を探している  

苔も知れば知るほど 奥深く といっても

知る端から 何年かすると枯れてきて

自信を無くし 知識が活かされてない

『この苔 もうダメかも知れん』

『大丈夫よ 季節の変わり目で 今は寝てるのよ』と

黒くなっても 放かすのはもったいない私は言う

ドライブがてら 山の奥の方に行くと

歩く道すがら 苔があちこち生えている

その地で イキイキと苔が光っている

目が すぐにそっちに奪われる

風景や空の青さより 苔が気になるようで

きれいな苔だなぁ と目が言っている

急に 手が伸びる

『いけん いけん 取っては』と私

『少しだけ』

広島は 奥に行くと山深いところが多く 

ただ通りすぎる 道だけの場所もあり

『まぁ いいか』と 心で言い訳する

苔も長い事かけて その地で育って来たのに

簡単に 他所の場所に移されたら 戸惑うだろう

『ちゃんと 大事に育てるからね』

小さく禿げた跡に 申し訳ないと言いつつ…

苔のむすまで と君が代で歌っているが

苔がむすとは どれぐらいで成長するのかしら

苔を ちょうだいした穴は いつ戻るのかしら

苔の穴が埋まるまで 気にしつつ 

苔を愛でている

今日の一枚(落ち着く苔の青さ)
H240305


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2012.03.04

路地裏の風景

足をのばして 遠出した時 

目にする風景のひとつに 路地裏がある

大きな通りを横に入りすると 狭い路地になり

そこには 人が行き来するには

少し遠慮がちに通らなければ 入れない道がある

そこに暮らす人々の 生活が息づいた道であり

人に迷惑を掛けない 奥ゆかしい空間であり

お互いさまの気持ちの入り込んだ 路地である

こういう路地裏の風景を 覗く度に

初めて訪れた場所なのに 何故か懐かしく

帰るべき所のような 落ち着く気持ちになる

シャッターを押して あとで何気なく眺めても

違わず いつまでも そういう感慨にふける

・ 

心に残る風景は 目に焼き付いてくる 

が 写真が残ると より鮮明に思い出す

今日の一枚(ここはどこ…)

奥にお好み屋さん

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行ききると 向こうは海

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この先は 

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今はあまり見かけないポンプのある生活 

昭和の時代に舞い戻り しばし足をとめる

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2012.03.03

アルバイトの功績

昔の話 市内の新天地に  学生や若者が自転車置場に利用した公園 (現アリスガーデン)があり それを囲んで 広島の観光地のひとつ お好み村のビルがある その隣 中央通に面した大きな場所に 以前はスーパーのイズミがあり とても賑わっていた (その後は ウィズワンダーランド ヤマダ電機 …) そのイズミ横向かいの入口に面したとこに  甘党の店「むれ」があった この周辺に来ると 甘党好きはこの店にやってくる  たこ焼き 二重焼(小豆  白あん クリーム カレー) ソフトクリーム ミルクセーキ ところてん クリームぜんざい  抹茶かき氷 ドーナッツ(トッピングも多種多様)フライケーキなど 種類も豊富で 甘党にとっては魅力的なお店だった ・ 私は そのお店に3か月ほぼ毎日 アルバイトをした  まだ 就職先が決まらず生活費の為に やみくもに働いた まず商品の値段から覚え 接客をする がやがやと賑やかに 来店してきた学生グループに 大きな声で挨拶をする 『いらっしゃいませ』 私より若い でもお客さま ひとり一人の注文が 大変で… 『私は たこ焼きと二重焼のカレーひとつ』 『私は チョコレートドーナッツとトコロテン』 『二重焼の白あんとソフトのバニラとチョコのミックス』 『あと クリームぜんざいとたこ焼き』と てんでバラバラに 食べたいものを注文する 店員が大変だから と同じもので良いという考えはない あれだけ種類が豊富なら 一人づつその日の気分に合わせて 食べたいものは異なるだろうけど てんやわんやの注文とり 毎日毎日 朝から夕方まで 繰り返しの接客で 注文したものを それぞれのテーブルに運ぶ はじめは 間違えて置いていたものの 背後から大将のにらんだ目を感じ すぐに間違えは無くなる 会計も まとめないで ひとり一人小銭を差し出してくる 注文の紙は無く すべてそれらを覚えていた 誰が 何を注文し幾らいくら と計算 お釣りを渡す 会計が済み お客が足をお店から出た途端に 覚えた端から頭の中の注文表が ぱっと消えていく  ごった返したテーブルを片付け そして またすぐ次の客の番が来る 立ちっぱなしの太い足が 帰りには棒になる ・ 店内で食べるお客もいれば 店先で買って帰るお客もいる その為 店での造りは 店先の左に二重焼を作り 右にたこ焼きをその後ろでソフトクリームとクリームぜんざい 奥で 心太やその他の商品をつくり 壁をへだてた隣でドーナッツを揚げ 2階に持ちあがり トッピングをつけて 商品にして下にまた降ろす 接客に慣れてくると 作るほうも手伝うようになる ドーナッツを揚げたり ソフトクリームの粉を入れて 多種類のクリームをつくったり  心太 クリームぜんざい と徐々に 只のアルバイト以上に 仕事を仰せつかる 他のアルバイト学生が都合をつけて休むと  代わりに 長時間働いていた 昼も2階で食事をかき込んでまた すぐお店に降りる 『1日何時間働くの』という先の見えない仕事だった ・ しかし 今考えてみると あの時があり 何事も勉強になる アルバイトという仕事は 責任感が伴わないが 自分の為の責任感を持ち 仕事を覚えると 客観的に物を見ることが出来  今までと違った社会を知ることが出来る いろんなアルバイトをしてきたが 後に 目指すことになるオールグラウンドの グラフィックデザインの仕事に 大いに 役立つことになる ・ ・ 今日の一枚(二重焼を見ると思い出す 味) H240303 版画調のイラスト有り〼 ↓ http://www.e-digigra.com/Hanga_IN.html

2012.03.01

プライスレスと拝金主義

プライスレス(priceless)とは

単語のままだと 価値が無い と読める 

だけど 本当に使われる意味は

お金で買えない 値段を付けられない程 価値がある

世の中 バブル頃から 拝金主義が蔓延っている

それが当たり前 それが幸せに繋がると

勘違いして 生活がそれ中心に廻らなければ

不安で 無いものは負け組のような見られ方をする

また そう思う人も多かった 

ずーと バブルはあるものだと 

信じて疑わなかったが

ある日を境に 急に下降していく

下降しても エレベーターのように

また 上がってくる 以前のように

また景気回復に と思いながら…

しかし これでもか というぐらい叩かれ

消費は回復せず 仕事は縮小の一途で

倒産や退職を余儀なくされ

景気は回復する気配もなく

事件や災害が続き 日本経済は斜陽産業のごとく…


もう異なる歴史に 移動しているのかしら

と気がつき やっとこさ 腹をくくることとなる

どこの国も遅かれ早かれ 変わっていっている

歴史は ズーと同じではない

どんどん進化して 宇宙に手が届きそうな勢いである

今 日本は 試されている

日本の在り方 人々の在り方 

去年の大震災があり 人々が絆を求めて

プライスレスに 気がついてきた

お金で交換出来ない人の心 健全な体 大切な命 

昔からの日本のあるべき姿が プライスレス

思いやり 慎ましい気持ち 奥ゆかしさ 精錬な心  

・ 

・ 

今日の一枚(手を差にのべられる 生活)

H240301

手のイラストいろいろ有り〼 ↓
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