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2011年12月

2011.12.15

蕨野行(わらびのこう)の想い

母親というものは 所詮いつの時代も

無償の愛で子供を育て

子供が大学だ 就職だと親元から離れて行っても

親はいつ なんどきも子供のことが頭から離れない

親離れ 子離れしないというが

子は親から離れて 独立しても
 
親は子のことを想い続けてやまない

何か困ったことがあると 手放しで応える

自分のことは あと廻しにして

親に頼ってくれることを喜び 

それだけで嬉しいのだ

声を聞き元気な声だと こちらも元気になり

少し声が嗄れているが

風邪でも引いたのではあるまいか と

心配になり 落ち着かない

段ボールに詰めるだけ食料を入れて送る

ちゃんと手元まで着いたか 

口に入るまで心配になる

僅かに 美味しいものを食べても 

綺麗な風景を見ても

子供に語りかける

高校まで子供と一緒の生活をしていたが

大学時代から故郷を離れ

一人の生活になり 社会人になっても

その地で就職に…

子供の成長はあっという間 

無我夢中で 働き 気持ちに余裕が無く

なんにも 充分に教えることが出来なかった

なんにも 充分に応えてやることが出来なかった

どんな暮らしをしているのか…

人に迷惑をかけていないか…

辛くて泣きたいときも あるだろが…

その時は 親に頼ればいいのだよ と

あること ないこと 遭遇する場面で 

心の中で 語りかける

『ヌイよー』と

映画『蕨野行』のような気持ちである

今日の一枚(故郷の親の声 聞こえていますか)


H231215

http://www.e-digigra.com/title_page/dg1_in.html

2011.12.14

紙の行方

【DTP】 とは  Desk Top Publishing ディスク トップ パブリッシングの略 言葉通り 机の上で行なう作業で パソコンで編集し プリンターで出力すること 印刷されて 紙媒体 紙の製品になる新聞 広告 書籍など ・ グラフィックデザインが このDTPにより 大きく変わって行く それまでのデザイナーは アイデアを出し デザインカンプをし これが決まると レイアウト 編集 版下作業など  製版・印刷に廻すところまで関わっていたが DTPに移行すると 写植の文字入力や 製版分野の仕事まで こなさなければならない デザイナーのする作業が多くなる  重くのしかかった仕事の中身が分担化され デザイナーとパソコンオペレーターとに 分かれて行く 小さな会社は 全てをこなす人もいる DTPは パソコンでデザインして印刷に廻すので 基本は紙が必要である 少し前までは そうだった しかし 最近は本当にペーパーレスになってきて DTP以外で使う頻度が極端に減ってきた DTPデザイナーから WEBデザイナーという 新しい職種が出来て  カタログなどが WEBカタログになり  本が 電子書籍になり 企業広告が WEB広告に移動し 新聞が 会員を募ってWEB購読させる 銀行の振込も 役所の手続きも パソコン画面で 済ませてしまう どんどん紙媒体が少なくなる ・ 紙の手触り感 インキの匂い  ページをめくる 紙のすれる音 あなろぐな感触が 心地よい 本棚に好きな本だけが場所をとり 読書途中を栞ではさみ 移動中に鞄に忍ばせる文庫本が 気が付けば いつの間にか  一枚の小さな移動式コンピュータに変わっている 5年後 10年後 紙の行方は どう変わっているの  それに携わっている人は 今しのぎを削っている そして 残っても先見の目が必要になる ・ ・ 今日の一枚(紙のない時代もあったのよね…) H231214 http://www.e-digigra.com/title_page/KIRIE_paper.html

2011.12.13

デザインカンプ制作 今昔

お豆腐のフタのデザインの続き


デザインカンプ制作は 

お豆腐のフタは中身が見えるように

透明シールなので

マーカーやポスターカラーで

紙に描くようには いかない

ポリフィルムのカンプは結構大変だ

デザインしたものを版下台紙の形態にしあげ

色別にトレスコープで

フィルムに焼き込んで現像する

イロックA液をステンレスのトレーに少し入れ

印画紙をつけて要らないところをとかす

その後でDr.マーチンなどのカラーインクで着色し

B液で余分に色のついた箇所を取り除く

言葉ではわかりにくいが

図で示すとこういう具合 ▼

Photo

イロックA液は危ない液で手につくと白くなり 

ただれるのでゴム手袋で作業していた 

臭いもかなりきつい

『ギャー手についた! 早く水! 水!』

『手先が白うなってしもうた!』

お豆腐のフタ部分のデザインごときで

こんな危ない制作カンプ ありえな~いよ

やはりこういう制作方法は 長く続くはずもなく

次第に違うやり方に変わっていった

イント アイロテック MAXラボ クロマティックなど

その間いつまでも暗室の片隅で

出番を待っていた イロックA液とB液『おつかれさま』

デザインカンプ制作は長い変遷を辿っている

今日の一枚(現在はカラープリンタで簡単出力)

H231213


http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_won1.html

2011.12.12

今宵はワインで

相方が陶芸でワイン酒器を作ったので

それを使う機会を与えてあげた

私の作る器やお皿は

普段使いで何ともないが

相方の作るものは繊細さがあり

厚みも薄く 壊れやすく感じる

なかなか出番がないので

買い出しに行った時 白ワインを購入する

『随分安いじゃない? 円高だからかも…』

安くても商品説明やラベルの好みを

しっかり見て 手頃なのを選んだ つ・も・り

ワインに合う料理を

パンと白身魚のフライとサラダ それに刺身

今宵 自作のワイン器で乾杯!!

と 洒落てはみたものの

次の日がいけない

やはりワインに入っていた【亜硫酸塩】が曲者

調子良くおいしく 2杯も飲んでしまい後悔

私には この【亜硫酸塩】が身体にきつい

もう洒落てなんか いられない気分

『今日の一日 元気な私を返してくれ〜』

【亜硫酸塩】の表示 もう見逃さないぞ

今日の一枚(シャレになんない亜硫酸塩で乾杯!)


H231212


http://www.e-digigra.com/EP_Webdata/EP11_12.html

2011.12.11

今日の相方「だらだら健忘録」

Macの話です。
今事務所には10台のMacがあります。
いつも使っているのが4台、
たまに使うのが2台、
あとはコレクションなのです。
完全に昇天したMacは4台、
スクラップとしての
運命になってしまっている

仕事に使っている機器が動かなくなると
気持ちが消沈してしまう
頭から足先まで
スミ70%から10%までの
グラデーションの気持ち…

Gura7010

http://www.e-digigra.com/DG23Web/DG23IND_IN.html


おっとまだあった
14年ぐらい前に自分の小遣
3年ローンで買ったもの、
Power Book G3
これも時々動かしている、
MacOSで
Apple Script を動かす時に
使っている、
Power Mac G4で
File Maker Ver.5に画像を取り込む時に
Apple Scriptを動かすのだが、
エラーが出るからだ、
この時にだけ使っている。

Power Mac 7200/120という
古いMacがある、これは
イスラエル製の「トレーサー」という
オートトレースソフトを動かす時と、
モリサワフォントの
アウトラインをする時に使っている

使わなくても起動出来るので、
処分する事が出来ない。

でも、もう、電源を入れる事は
無いかも知れない。


Mametanform_2

これは昔に作った人形(8年前ぐらい)と
豆炭形花器(4年前ぐらい)と山茶花、
右の球体みたいなのも緋襷(ひだすき) の花器。
バックの壁は自分たちで塗った
漆喰の壁。