デザインカンプ制作 今昔
お豆腐のフタのデザインの続き
デザインカンプ制作は
お豆腐のフタは中身が見えるように
透明シールなので
マーカーやポスターカラーで
紙に描くようには いかない
ポリフィルムのカンプは結構大変だ
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デザインしたものを版下台紙の形態にしあげ
色別にトレスコープで
フィルムに焼き込んで現像する
イロックA液をステンレスのトレーに少し入れ
印画紙をつけて要らないところをとかす
その後でDr.マーチンなどのカラーインクで着色し
B液で余分に色のついた箇所を取り除く
言葉ではわかりにくいが
図で示すとこういう具合 ▼
イロックA液は危ない液で手につくと白くなり
ただれるのでゴム手袋で作業していた
臭いもかなりきつい
『ギャー手についた! 早く水! 水!』
『手先が白うなってしもうた!』
お豆腐のフタ部分のデザインごときで
こんな危ない制作カンプ ありえな~いよ
やはりこういう制作方法は 長く続くはずもなく
次第に違うやり方に変わっていった
イント アイロテック MAXラボ クロマティックなど
その間いつまでも暗室の片隅で
出番を待っていた イロックA液とB液『おつかれさま』
デザインカンプ制作は長い変遷を辿っている
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今日の一枚(現在はカラープリンタで簡単出力)