デザインの話 Feed

2012.02.09

Adobe Illustratorはどこまでいくの 

文字入力操作がスムーズにいかなくて ミスを何度も繰り返し 最後には  『いい加減にしなさぁ〜い!』 と ひとりつっこんでいる 癖になってしまっているのか 同じ文字変換を何度もやってしまい 自分ながら 苦笑するしかない パソコンのスピード処理が速くなって来てる分 ついつい感覚が それに沿ってしまうが 文字入力のスピードはというと 速くない 自分自身の問題だから…ね  それなのに処理能力と同じように考えてしまい 漢字変換も直ぐ選択しまい それを繰り返しミスる ・ パソコンを使わない昔のデザインカンプは  タイトル文字をレタリングと言い手書きするが 編集用の小さい文字は 写植屋さんに依頼していた デザインカンプの段階で それを使って フイルムにして インスタントレタリングを作る 決まらないような内容は コストがかかるので 文字数の多い文章は 容量スペース分のボーダーを引き ここに文字が入りますよ という印をしてた 1980年後半には 事務所にワープロが登場してきた  ちょっとした仕事は 文字入力して プリンターから出力した文字を そのまま使用するか ダミーとしてデザインに合う感じを出して使うか デザインスコープで拡大 縮小 反転して使用していた 数年内に 文字の扱いが一段と変わっていく それが Adobe Illustratorなるアプリケーションソフトが入ってから 文字の扱いに限ったことではなく デザインの仕方がみるみるうちに 変わっていった ・ 初期のIllustratorの文字入力は 規制があり まず文字BOX内に入力して それがOKなら 作成画面に表示され初めて編集となる BOX内に入力出来る文字数に制限があり 長い文章は 一度途中で終わり同じ手順に従う 途中 文章に気をとられて入力し保存してないと 度々の爆弾マークが出て ドキッとさせられた 一から入力を仕直すことになる 『あ〜あ』とため息もこの頃 多かったし 起動する時間も掛かった パソコンでデザイン制作は オーバー気味な作業であった 処理能力に 限界あり  ・ 次回につづく ・ ・ 今日の一枚(古いほどフォルムが素敵なワープロ) H240209 くねくねハリガネイラスト有り〼 ↓ http://www.e-digigra.com/EP_Webdata/EP5_6.html

2012.02.08

パソコンはむかし

はじめてパソコンを購入したのは随分と昔 デザイン制作の合間の 経理仕事は大変なので これをパソコンでやってしまえば と 思い切って大きな買い物をした 部屋の経理机を 目一杯占領しプリンターも横へ 本立てや文具道具は 隅に追いやられる 事務所内では 人より風格が有り とても大事に扱われていて 社長しか触れない  時と共に 何とか触れるようになっても 『手は綺麗に洗っている?』特別扱いである 触る度 社長が見てる 気になるよね 会社の宝だもの 機械が好きな性分もあるし… ・ まず手初めに お得意先の社名 担当 住所 電話 納品締め日 請求日 入金日 デザイン形態など  一部始終を入力し マスターさせた パソコンを導入してくれた営業マンが 様子見に よく顔を出してくれていた  次なる営業は 納品書 請求書など綴なっている 専用の用紙があるから それを用意するという 右上に社名住所など印刷したものを箱ごと納品してくる パソコンで経理処理する人は よく見るあれだ 何か月か それを使って経理をしていた 順調にいってくれると思っていたが… と いったところで つまずく デザインの仕事が普通の経理の形に合わないのだ 一般常識をはずれている 会社ごとに価格が一定でなく 納期もバラバラ 値引きがふんだんに盛り込まれ 支払いも遅れる 勝手に金額を押さえて入金される 踏んだり蹴ったりの世界 交渉などあってない世界 この業種は一般の経理にあてがうことは 到底無理である   パソコンの ずば抜けた機械的な処理能力は 分かるが 融通の利くような計算処理は してくれない 締め日がくると 自動的に締めてしまい 後で操作が出来なかった  どんどん締めてしまい 先にすすむ  デザインの納期で忙しいのに… 『ちょっくら 待て〜』という気分 後で手書きで直して 再発行となる パソコンで経理するのを やめた   あなろぐの方が 安心で手間がかからない ・ パーソナルコンピューターという高額な機械 ローンの支払いが何年も続いた このパソコンで出来る範囲の便利な部分を使い そのうち 新しく導入したパソコンで 徐々に  仕事の中心を 大部分が占めていく ・ しかし  経理の専用用紙の入った箱は そのまま使われず  何年か本棚の上から 出番を待っていた ・ ・ 今日の一枚(使いこなせないと 無用の長物) H240208 コミュンケーションイラスト有り〼 ↓ http://www.e-digigra.com/DG17_18Web/DG18IND_IN.html

2012.02.07

ステマの問題 

ステルスマーケティングが今 話題になっている ステルスマーケティングとは 詳しくは こちら (ウィキペディア参照) webでタレントの口コミや夫々のランキングにしても  本当にそうなのかは 事実と異なるかは  昔からある話ではないかしら 週間雑誌でも テレビでも ラジオでもメディアは 同じような事してるように見える スポンサーをつける為に あれやこれやと知恵をしぼり お客を誘導する為の手段も 多種多様で ヤラセやサクラの部分が 多かれ少なかれあるのでは… 斜めから見過ぎてる からなのかも知れないが 広告の一端を担いだ事のあるデザイナーは 『これは眉唾ものじゃない?』 と 信じてないことも 一般の人は メディアが全てで 『ふーん そうなんだ じゃあ私も』 と 動かされてしまう ・ デザイナーが 本当に支持したいクライアントの仕事なら 否が応でも まともに会社の事を知り広告宣伝を考え 大衆にも応援してもらおうというのが筋だろう  でも これが中々売上に繋がらないことはまま有る事で… 広告を依頼する会社は気付いているのか いないのか 本当に話題になっているのか 他所より商品が良いのか どこの会社も切磋琢磨しているので あとちょっと後押ししてもらい タレントの口コミさえあれば グ〜ンとうなぎ上りになるのにと普通に思う 簡単に広告取引出来る会社は 広告を操作してもらい いかにも売り上げにつなげているようにすれば良いし それを操作しているのは 風上にもおけない広告主であり うまく乗ってくれる 大衆も大衆である あとになって大騒ぎしても 後の祭り 騙されても 損したり傷つくことがなければ問題ない 踊らされたのが癪にさわるだけで もっと自分の目を肥やし思考すること それに尽きる ・ しかし時代劇でも よくサクラは登場して 気の善い町人を騙し 私腹を肥やしていたが… 『越前屋 お主も悪よのう』 『ふっふっふ』 そのうち取り締まりも厳しくなるのよ のう ・ ・ 今日の一言(高い買物は よ〜く考えよう) H240207_2 http://www.e-digigra.com/EP_Webdata/EP3_4.html

2012.02.03

職人気質のデザイナーは今…

優れた技術・技能をもって

手作業の仕事をこなす人のことを 職人と言う

人は 仕事を依頼する時や 人の様を見て

『あのひとは職人よ』

『職人気質』

『職人芸』

などと太鼓判を押し 認める

人に頼らず自分で 手に腕に技術をしみ込ませ

熟練の域に達する技を 身につける

初めは丁稚のように 誰も振り向いてはくれないが

鍛錬の末に 時とともに 次第に腕をあげ 

自信のもてる仕事職人となる

【手に職を付ける】という言葉があるが

昔の仕事は そういうものが多く

若い時は辛い仕事 つまらない作業も我慢し

人間関係の嫌なところも受け入れて

『いつかは…』

と いう思いで頑張った

頑張れば 時が解決してくれる 人生だった

デザインを目指した動機もそういうことだった

『手に技術さえつければ やっていける』

『初めは貧乏でもいい 頑張りさえすれば…』

デザインの基礎を学び ようよう順調になり

デザインも面白くなり始めた 矢先

時代が移り変わるとは 思わなかった

デジタル化が進むと 今まで苦労して

鍛錬してきた技術が 無駄になり

あらためて パソコンの勉強をすることに…

手を使わず 頭を使う覚える技術が必要で

歳と共に パソコン市場はどんどんと

嫌が応でも 姿を変えていく 

覚える事が 増えていく

購入しないといけないものが多い

昔のデザイン道具は 一度購入すると

自分用に 大切に磨きをかけて手に慣らす

愛用していた道具は 引き出しの奥で

出番のないのに 待っている

『頑固じゃね 職人かいね』

こだわりを持ち 譲らない仕事振りで

こう呼ばれる人は 徐々にこの世から少なくなる

今日の一言(廻らない寿司を 食べてみたい)

H240203

職人芸のイラスト有り〼 ↓
http://www.e-digigra.com/title_page/dg1_in.html

2012.02.01

巨匠女性デザイナーの訃報

私の一日の始まりは まずニュースから始まる

内容はともかく 新聞よりインターネットのほうが

いち早く知ることが出来るので

パソコンの電源入れが 一日の始まり

『ええっ』 最近 よくびっくりするが

グラフィックデザイナーの石岡瑛子さんの訃報記事

北京オリンピックで素晴らしい衣装を手掛けられたから

まだまだ そういうお歳ではないと思うが…

やはり病 膵臓がんだったそうで 

まだ癌には勝てぬ世の中 無情にも 

才能ある人も 容赦なく人生を終わらせてしまう

私がデザイナーを目指した頃には 

もう素晴らしく 輝くグラフィックデザイナーであり

女性の憧れるスターのように 手に届かぬ存在であった 

あの頃 私などのデザイナーは 手本にするものが無く

本屋の数少ないデザイン本の中から 数多い活躍を知る

パルコのポスターや資生堂の化粧品の大胆な広告など

かっこ良く仕事をこなしていたものを眺めては 

『あぁ すごい〜』『ふぅ〜』

『プロとはこういうものだ』と思った

デザインが見るからに 無駄が無くキレがあり

といっても芸術でなく 大衆に向けて発信しているのだ 

流行の先端をつくる人 先駆けのアートデザイナー

人にドキドキ感 ワクワク感を与え

楽しませるデザインをを創り続けた

こういう素晴らしい物づくりの才能が 消えてしまうのが惜しい

今年に入り新聞小説で 山口はるみさんが挿絵を担当されている

この方も石岡瑛子さん同様にデザイン界イラストの先駆け人

お二人で女性ならではの切り口で表現したパルコポスター

これでどうだぐらいの エアブラシイラストの表現

魅了されてしまった人は 数知れず

デザインの仕事の初め頃に そういう人に影響され

イラストや制作の仕事にエアブラシを使っていた

あの頃 安い薄給で購入した ピースガン

今は引き出しの奥で 眠る

今日の一枚(これがイラストを描くピースガン)

   ポスターカラーやカラーインクを使い表現する

H240201


今はパソコン現場で使うイラスト素材を制作中 ↓
http://www.e-digigra.com/