文化・芸術 Feed

2011.10.08

サービス過剰から何を産む?

日本の社会は 何処をとってもサービス精神に満ちている

デパートにいくと 笑顔の受付嬢とエレベータガールがいるし

スーパーには どこのコーナーにも試食があり

どこぞの子供が走りまわって買わない試食をする

最近は 24時間オープンしてるお店もあり

買い忘れしても 心配ない 我慢もない

JRの構内には 丁寧に丁寧に案内をしている

ブティックでは一歩足を入れると にこやかな笑顔で

『今日は何をお探しでしょうか?』近寄ってくる

食べ物を注文しても 『飲み物は宜しかったでしょうか』

食べたい物だけ頼んでいるのに 追加のいらないものまで聞いてくる

お店の棚から品にさわり落としても まず『大丈夫ですか?』とくる

感じの悪いお客でも それ相応に接しない 嫌なお客こそ丁寧に扱う

クレームなどあると 口コミされないように

平謝りで 相手の満足以上の処理に徹する

お客に対して サービス精神が旺盛なほど

その会社の商売が上手く回っていると 勘違いする

お客と売り手の関係の上下関係をつくり

買い手にいい気分にさせて 利用し購入させる

まず会社の運営が悪くなると社員教育として

一般常識以外の心得として営業教育を受けさせる

間違っていないかしら?

お客は気分良く買い物したいが 一般常識は心得ているし

必要以上のサービスは 鬱陶しい

必要以上のサービスをされると 勘違いしてそれが当たり前となる

『私はお客よ!』と気分を傲慢にさせる

初めからダメな客は その待遇を余計に増長しかねない

売り手と買い手は 同じ対等の立場で取引をしないと

段々と媚を売る商売になるのでは…

しっかりとゆるぎない仕事をしているのなら

少し売上が落ちたからといってサービスに頼らない

今は そういうサービスの過度期になるのかも…

それでも 購入してくれるお客様は 神様のようですが

今日の一枚(口コミの威力)

H231008


http://www.e-digigra.com/DI3D_IN.html

2011.10.04

暑さ寒さも彼岸まで

10月に入り 急に肌寒くなって来た

朝の4時頃から急に温度が下がってくるのか

布団だけでなく そろそろ毛布も必要だわ

暑くて のたうち回り 寝返りうってた事が

嘘のように 静かに晩秋は訪れている

もう足を出して寝ると寒くて目を覚ます

早急に 衣替えもしなくては…

今まで 事務所で仕事していると 外に出ない時もあり

そのまま半袖で過ごしていることが 多々あった

急に 外に出掛ける用事が出来ると

人の着ている服装との違いを感じ

急いで上着を羽織って 出直すこともあり

季節を肌でしっかり 感じとらなくては…

室内にこもり パソコン相手の仕事は

時間が早く過ぎ去り あっという間に1日が終わる

そうこうして歳をとっていくのは 勿体ない

日本という国に生まれて 四季折々の素晴らしさ

春夏秋冬をイラストで描いてるのに

本当の春夏秋冬をもっと外に出て体験しよう

風流な場所に出向き  秋を満喫しなくては

すぐに冬が訪れてしまう 1年は早い

最近 よく見かけるようになった光景に

彼岸花を庭の隅に植えている家が多い

子供の頃 田んぼのあぜ道のほとりに生えていて

姉と一緒に腕に抱えられないほどとって 歩いていると

通りすがりのおばさんが 『それは毒だからダメよ』

急いで田んぼの土手横を流れてる川に投げ入れたのを

なんとなく覚えている 真っ赤なきれいな花だった

彼岸花を見るたびに あの事を思い出していた

大人になり 街に出てしまったので

見かけなくなり図鑑の中だけになっていた

僅かな彼岸花やススキ 萩 桔梗を庭に植えて 

四季の移ろいを感じるのも また良いものだ

きっと 昔の子供がそうさせているのだろうか


今日の一枚(曼珠沙華名の由来は…)


H231004

http://www.e-digigra.com/Hanga_IN.html

2011.09.26

ある出来事を確認しに

図書館に行った時のお話

中央図書館に行った折には 調べたい事がひとつあった

広島市立中央図書館には 他の図書館と違い

広島の歴史の詳しく出ている本が沢山ある

是非一度行って確かめて見たかった事

自分の思い出の中のある出来事が本当にあった事なのか

ずーと勘違いしていたのか どうなのか

今となっては どってことない事なのだけど

何となく気になっていた…

その出来事が記されてあるのか 

無いのかなど分からないし 

それがどんな本かも知らないが

とにかく行く機会があり 時間をかけて探した

そのある出来事とは 小学生の頃

学校の前を下水管工事だと思うが

道路の真ん中に大きな穴が掘ってあった

それを子供は何でも興味を持つもので

放課後みんなで穴をのぞいたり 入ってみたりした

その時 一人が貝殻を見つけた

地層のある穴で 途中の断層に沢山の貝殻があった

それが貝塚というのを後から知ることになるが

担任の先生でなく 社会の得意な先生に伝えに行った

小学生の頃はこの先生が 社会の教科を教えていて

特に歴史が得意だったのか 話が面白く勉強に興味がもてたが

その社会の先生の顔も覚えていないし その出来事自体

おぼろげに覚えている事が夢なのか どうなのか…

小学生だった時期の広島の歴史を調べていると

随分昔から広島は 栄えていたのだなと分かる

今も広島のいたる所から住居跡だとか 発見されて

歴史が少しづつ分かって来ているのは

今でも子供心にはたまらない出来事だと思う

やっとこさ分厚い本の中から あの出来事が記してある

2〜3行に出会う おぼろげに覚えていた事が

本当にあった出来事であった 嬉しくなった

小学校のある場所で 大昔人々は貝を食べて殻を捨てていた

貝塚があの場所にあった事が本当だった

先生は自分の手柄にするでなく

小学生が見つけた貝塚だと 届けていたのだ

その文面で先生は その後もきっと子供たちに

社会や歴史の魅力を教えていったのだと分かる

なんだか心が軽くなりホッとした

これで私の中の もやもやがひとつ消えた

今日の一枚(大昔から人々は貝が好き)

H23926


http://www.e-digigra.com/title_page/NEOKIRIE_index.html

2011.09.21

地球を征服するアンドロイド

夕食を終わり 何気なくテレビを見てて

ふと 思ったというか 気付かされた

テレビに出演している人たちが

若い人たちと 年配の人たちの顔・スタイルが全く異なる

日本独特の顔で ずんぐりとして背の低い姿と

均整のとれた細身のスタイルで面立ちも綺麗な姿

テレビが地上デジタルになり 肌のきめ細やかさまで

映してしまうので 肌のお手入れもしっかりとして

つるつるの状態で出演しているのだろうか

でも発してる言葉も何かちがう 伝わらない

顔の見分けがつかない 同じような顔で

髪型を変えたり お化粧を変えると違う人になるような

この人たちは誰なのか 異星人か? 

笑ったり怒ったり泣いたりしてはいるけれど…

そう言えば テレビだけでなく

街を歩く人々も 最近の人たちは背が以上に高く

たまに必要以上に太った人も多くなったが…

いかにも違う世界から来たみたいだ

髪の毛を絵の具から出した色みたいに好きずきに染めて

ファッションをかっこ良く極め込むが

男か女かの区別も出来ない

街角に立ち止まって会話してる人の声が聞こえた

が 理解不能な言葉… 英語ではない

よく聞くと 中国語か韓国語のようだ

ということは もう日本人か中国人か韓国人かの

区別さえつかなくなったのか

国境までも無くなってどこの人々かも分からない

そのうち言葉もスムーズに通用するのだろう

もうあと 何十年かすると 

日本人らしさが希少価値のような存在になり

無くなってしまうのだろうか

地球は未来に向かって どんどん進化しているけれど

まさか本当は 地球征服のアンドロイドではあるまいな

今日の一枚(かぐやな私)


H23921_2


http://www.e-digigra.com/title_page/dg1_in.html

2011.08.30

雁木のある風景

蝉の声が弱々しくなり 力尽きた姿も見られる

空が一段と 青青して 形のよい雲が流れる

どこから来る 青さなのだろうか

青くどこまでも 青く澄んでいる

遠くの山々の緑も くっきりと絵筆を動かしたように

絵画のごとく彩って 感動させている

残暑はあるものの 暑い夏が少し遠のいて

時に 涼しい風が吹いている

台風のお陰かもしれないが 初秋を感じる

ああ やっぱり そうだ

赤蜻蛉が舞っている よく見ると あそこにも 

ここにも どんどん増えているようだ

こういう風景 良いな 

平和だなぁと 感じることを たまたま 

広島平和公園の中を 歩いてて感じた

なんだか 出来過ぎのような感が…

散歩がてら ウォーキングがてら

よく平和公園の周りを歩く

健康には もちろん良いのだけれど

風景がなによりも素敵で 歩くのにもってこいなのだ

広島は川が多く 橋もあちこちと架けられている

さざ波できらめく川面を横目に 橋をわたり 

川辺を歩く 川辺には様々な木陰があり

爽やかな風の匂いと カサカサと音をたてる葉の合唱

ここまでは 川があれば どこでもある風景

川の横に 点々と造られた雁木がみえる

階段状にあり それがいろんな形で表現されている

何種類あるだろうか 横についているのも

正面のものも 幅広いもの 左右に別れているもの

隠れたように造られたもの

昔は 川と共存した生活の一部である雁木

川の満ち引きが 朝夕と激しいから 

舟からの昇降用に つくられたものだ

今は あまり使われていないが

この風景が 過去と未来をつなげている

落ち着いた いい風景である

今日の一枚

H23830_3
横川方面より天満川

http://www.e-digigra.com/index2.html