ある出来事を確認しに
図書館に行った時のお話
中央図書館に行った折には 調べたい事がひとつあった
広島市立中央図書館には 他の図書館と違い
広島の歴史の詳しく出ている本が沢山ある
是非一度行って確かめて見たかった事
自分の思い出の中のある出来事が本当にあった事なのか
ずーと勘違いしていたのか どうなのか
今となっては どってことない事なのだけど
何となく気になっていた…
その出来事が記されてあるのか
無いのかなど分からないし
それがどんな本かも知らないが
とにかく行く機会があり 時間をかけて探した
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そのある出来事とは 小学生の頃
学校の前を下水管工事だと思うが
道路の真ん中に大きな穴が掘ってあった
それを子供は何でも興味を持つもので
放課後みんなで穴をのぞいたり 入ってみたりした
その時 一人が貝殻を見つけた
地層のある穴で 途中の断層に沢山の貝殻があった
それが貝塚というのを後から知ることになるが
担任の先生でなく 社会の得意な先生に伝えに行った
小学生の頃はこの先生が 社会の教科を教えていて
特に歴史が得意だったのか 話が面白く勉強に興味がもてたが
その社会の先生の顔も覚えていないし その出来事自体
おぼろげに覚えている事が夢なのか どうなのか…
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小学生だった時期の広島の歴史を調べていると
随分昔から広島は 栄えていたのだなと分かる
今も広島のいたる所から住居跡だとか 発見されて
歴史が少しづつ分かって来ているのは
今でも子供心にはたまらない出来事だと思う
やっとこさ分厚い本の中から あの出来事が記してある
2〜3行に出会う おぼろげに覚えていた事が
本当にあった出来事であった 嬉しくなった
小学校のある場所で 大昔人々は貝を食べて殻を捨てていた
貝塚があの場所にあった事が本当だった
先生は自分の手柄にするでなく
小学生が見つけた貝塚だと 届けていたのだ
その文面で先生は その後もきっと子供たちに
社会や歴史の魅力を教えていったのだと分かる
なんだか心が軽くなりホッとした
これで私の中の もやもやがひとつ消えた
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今日の一枚(大昔から人々は貝が好き)