あなろぐ＆デジタル創作箱

机の引き出しの隅に　もう使わない　

3.5インチのフロッピーディスクがある

随分前には　このフロッピーディスクが重宝した

事務書類の保管用に　デザイン素材作りの保存に

また　印刷会社との修正箇所の移動手段に

封筒や簡単な版下やロゴ・コピーなどのやり取りに

とても便利に動き回って働いた

フロッピーの表に既存のシールを貼り　

何が入っているのか分かるように　

内容と日付を必ず記入していた

しかし　

フロッピーディスクが安価で　どこでも手に入る為か　

しつこく請求すれば　戻って来たが

ちゃんと返してくれる所は　少なかった　

考えれば　内容は大事なものが入っているにも関わらず

媒体が小さく　薄く　軽く　吹けば飛ぶような

体裁が大事にされてない所以だったのか…

会社から秘密事項を持ち帰えることも

簡単にできる代物で　この頃から少しづつ

個人情報や会社の機密事項を大事に扱い始めた

＊

時代の流れは速く　フロッピーディスクも

リムーバルディスクも　MOも少しつづ影を潜め

CD-ROM　DVD-ROMも　移行している

ハードディスクの容量も　昔では考えられない位

キロバイトからメガバイト　ギガバイト　テラバイト…

容量はどんどん大きくなり　情報を丸呑みする

探すときは検索があるし　整理整頓はもういらない？

＊

10年一昔　と言うが

時代の寵児的フロッピーディスクも

一世を風靡して　時代を終わってしまった

引き出しの奥の要らないものを

そろそろ処分する師走となる

＊

＊

今日の一枚

（およびでない…　こりゃまた　…しました）

アップリケイラスト・リボン＆クロステッチのパターン素材集有り〼

3連休の中の一日　

どこまでも真っ青な空　こんなに天気のいい日に　

家に閉じこもってるのは　勿体ないとばかり

急に思い立ち　三滝寺まで紅葉の見納めに…

散歩がてら　歩いていくことにする　

簡単に　出掛けてしまったのだけど

行けど行けど　三滝まで行き届かない

いつもは車で行くから　数分で着いていたのだが

歩くとこんなに長い道のりだったのかと…

途中で引き返そうかとも　頭をよぎったが

意地になり　三滝まで行き着いてしまった

行った甲斐があり　赤い紅葉が待っていた

帰りもまた同じ道すがら　川土手を歩き進める

広島の街は　三角州の地形で川が多く　

いろんな風景を楽しませてくれる

太田川の向こう岸まで掛かる鉄橋や橋の数

黄昏染める川に　映る橋や車・建物　

時折　通る電車や新幹線の音を聞きながら

『こういう休日の過ごし方も　良いかもしれない』

歩くと　車では見られない風景が　そこにあった

＊

今日の一枚

　　（目で見る風景と　音を聞く風景）

KIRIEイラストや日本の風景イラストはこちら

先日　テレビ番組である実験をしていた

幼児がビデオを見て　画面内の人物に教えを請う場合と

実際に人から会話の中で　教えを請う場合の違い

あきらかに　側にいる人からの方が　

子供にとっての理解度が高く　

ビデオでは理解出来なかったし間違えていた

いくら優れた能力があっても　冷たい機械は

直接の息づかいや肌の温かさを感じる指導に

及ばないし　子供の感受性に与える影響は劣る

＊

テレビ・ビデオなどの　繰り返し流れ出るCMや

安易に楽しめる事柄が　次から次と映し出され

考える時間を与えない　一方的に脳に入り込む

そこから次に　繋がるものを考えさせるより

スピードのある面白さ　音楽やゲームに興味を示し

人とのコミュニケーションが育たない

創造力が育たない子供になり　悪影響…　

＊

むかし　私が子供だった頃は

白黒テレビは　豊かな家庭にしかなく

ラジオのみで漫画や絵本も買ってはもらえないから

図書館で借りるか　クリスマスか誕生日ぐらいに

買ってもらう数冊を繰り返し読んでいた

そして今思うと　本の物語で創造力を鍛えられ

色を想像して物語に色付けし　登場人物になりきって　

自分用の為の話をつくっていた　夢をつむいでいた

だから　のちにテレビドラマやコメディを見ても　

これは画面上のことだと　ちゃんと区別でき　

それ以上その世界に入り込むことはなかった

たま～に　マンガの本の悲劇のヒロインってステキ

マンガの中の人はいいなぁ　絵の中に入ってみたい

子供ごころに　そういうことを記憶している

＊

便利の良い生活は　昔と比べると非常に有り難いが

便利さゆえに　何か見落としがちになる　

不便さも取り入れて　手間ひま掛けて

親が子供の目を見て　育てていかなければ

本当の豊かな人間はつくれない

不便さがゆえに　簡単に手に入らないからこそ

我慢したり　工夫したり　頑張ることを覚える

＊

今日の一枚（白黒テレビが　色を想像させた？）

広島の夜は　ドリミネーションがはじまり

市内繁華街が　キラキラと光輝く

まだ11月だが　こういう状況になると

クリスマスが　もうそこまで来てる　

心が浮き立つ気分になる

＊

子供の時分は　

赤い靴のプレゼントがもらえるかも

クリスマスケーキが食べられるかも

カリカリと焼けたチキンやオードブルが…

と絵本やテレビの中の知ってる限りの知識と

憧れにも似た気持ちで　心待ち遠しく　

クリスマスソングが流れると

心が踊り　幸せな気分になった

＊

以前　クリスマス広告のデザインをしている時

子供の頃のそういう気分が味わえるような

表現が出せるように　あれやこれと考えていたなぁ

ワクワク感やゴージャス感　今から始まるパーティの宴　

おもちゃ箱を引っくり返したような賑やかさ

美味しそうに見えるクリスマスケーキ

それがデザインの中に表せれば　販促効果もOK!

今は　パソコン制作になり素材集をつくる側にまわり

やはり　楽しくなるようなアイテムを作り続けている

＊

ワクワクを受け取る側から　作り与える側になり

人を喜ばせ幸せな気持ちにする事を考えると　

いつまでも　楽しいものづくりを続けていたい　

素敵なクリスマスを　心待ち出来るように…

＊

＊

今日の一枚（サンタさん出番ですよ）

販促にクリスマス＆お正月のイラスト素材集

新製品プレリリースで優待のDMを出しました

毎度のごとく数日すると　数十通戻ってきます

住所不明は　連絡先が分からない為

返送され　送り主の元にというのは分かりますが

引越先が　同じビルの1階下に移動しても

返送されて戻ってきます

郵便番号の一字間違いも　

住所の一字違いも　戻ってきます

こちらとしては　ユーザー登録した人や

弊社で直接購入された方には　

名簿入力して　優待DMに利用させて頂いています

しかし　一字違いでも届けて下さる郵便屋さんは

有り難いのですが　そうでない方もいらっしゃる

自己中心的な考えですが　むかしに比べると

余裕がなくなったなぁと　思います

＊

また　返送されたFAX紙や電話で

住所が変わりました　担当が変わります　なら

安心なのですが…

もう会社を閉めました　倒産しました

破産しました　というのがあると

最近の不景気を恨めしく思います

弁護士の方から連絡頂くとビックリします

デザイン事務所や印刷会社や広告制作会社は

不景気になると一番不利な立場になります

経費を削られ　値段が言いなりになり

納期がますます短くなり　とても苦しいのです

2～3人で小さく営んでいる会社は

給料の支払いや　経営の資金繰りなど

とても大きな広告代理店には　かなわなく

頑張っても利益は出なく　時間だけが過ぎていきます

DMが戻ってきたり　こういう事を聞くと

楽しくデザインし仕事していくことが

どんなに難しいことか　と辛くなります

＊

ワクワク　ドキドキする　デザインで

えっ　おぉ～　ひゃー　すごい　などと

消費者を驚かし　喜ばす広告を

提供できる会社が無くなってはいけません

購買意欲をかきたて　消費をあげなくて

不景気はスパイラルダウンで　解決しません

＊

今年もあと1か月半

最後の追い込みで政権が変わろうとする今

一筋の光は見えてくるのでしょうか

湿っぽくない閉鎖されない社会で　

暖かい活気に満ちた世の中になるのでしょうか

＊

私たちは　それでも前だけを向いて

少しでも明るく楽しくお役にたつ素材集を

作り続けていきたいと思っています

新製品素材集の2タイトルです

◆マーメイド・テクスチャーパーツ素材集 ◆

　　◆クロス・デコ・パーツ素材集 ◆

デジグラ工房＊素材集はこちらから