ドットばかりのマルチなデザイン素材 その2
ドットと言って すぐに思い浮かぶのは
今では モニターに映し出されたアイコン作成の
元となる四角形の縦横に並んだものだが
印刷人なら 印刷のスクリーンのアミ点のことだ
YMCK(イエロー・マゼンダ・シアン・ブラック)の
4色から成る版が組み合わされてカラー版として成り立つ
カラーを使った印刷はこの4版のアミ(ドット)の大きさの
組み合わせで色を表現しているのは ご周知のとおり
アミの割合も20%単位だったのが パソコン仕事になり
1%単位の細かい作業も 機械次第になってきた
この印刷表現のアミ点のスクリーン版が
背景やイラスト描写に面白い表現をもたらせる
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印刷は紙の種類により インクののりが違い
きめ細かい紙質は スクリーン版の線数が細かくても
綺麗にインクがのり 美術画などの細かい色表現にむく
一方 紙の粗いワラ半紙など学校のプリントや漫画本は
スクリーン版の線数は とっても大きい
昔よく見たアメリカ漫画などでお目にかかれるが
イラストに使用されていたアミ点のなんとドットの大きいこと
このアミ点が時を経た今 とても面白く新鮮である
日本の紙質はとても良く 漫画の本も週刊誌も
細かい印刷技術を駆使して 素敵な印刷物になっているが
たまには ドットを色表現の一部として使うと
制作の固さもほぐれ 色刷れした表現も
また 精密整理された印刷機械から離れ
気が抜けて 許せるという 許容範囲を大きくしてくれる
ドットの表現は 多彩で面白い
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今日の一枚(ドットを使った制作例)
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