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2012.09.01

ドットばかりのマルチなデザイン素材 その2

ドットと言って すぐに思い浮かぶのは

H2409011

今では モニターに映し出されたアイコン作成の

元となる四角形の縦横に並んだものだが

印刷人なら 印刷のスクリーンのアミ点のことだ

H2409012

YMCK(イエロー・マゼンダ・シアン・ブラック)の

4色から成る版が組み合わされてカラー版として成り立つ

カラーを使った印刷はこの4版のアミ(ドット)の大きさの

組み合わせで色を表現しているのは ご周知のとおり

アミの割合も20%単位だったのが パソコン仕事になり

1%単位の細かい作業も 機械次第になってきた

この印刷表現のアミ点のスクリーン版が 

背景やイラスト描写に面白い表現をもたらせる

印刷は紙の種類により インクののりが違い

きめ細かい紙質は スクリーン版の線数が細かくても

綺麗にインクがのり 美術画などの細かい色表現にむく

一方 紙の粗いワラ半紙など学校のプリントや漫画本は

スクリーン版の線数は とっても大きい

昔よく見たアメリカ漫画などでお目にかかれるが

イラストに使用されていたアミ点のなんとドットの大きいこと 

このアミ点が時を経た今 とても面白く新鮮である

日本の紙質はとても良く 漫画の本も週刊誌も 

細かい印刷技術を駆使して 素敵な印刷物になっているが

たまには ドットを色表現の一部として使うと

制作の固さもほぐれ 色刷れした表現も 

また 精密整理された印刷機械から離れ

気が抜けて 許せるという 許容範囲を大きくしてくれる

ドットの表現は 多彩で面白い

今日の一枚(ドットを使った制作例)

H2409013

使うのが楽しくなる素材の詳細はこちら ↓

http://www.e-digigra.com/title_page/DG32dot.html