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2011年10月

2011.10.06

昭和の道具はフォルムが素敵

イラストの素材用にと 制作していると

しっかりとした資料が必要になる

平成以前の生活小物や道具など 

掲載されている古い資料を見ていると 

『まあ 良く出来ている』と感心する

使用するには 今現在と比べると 

そりゃ今の方が機能的で便利だろうけれど

以前のものは愛着の湧くデザインが多く 製造された時は 

形もそれなりに しっかりとした意味があったと思う

きっと使用する時も丁寧に 

大事に 大事に使いたくなるものばかり

壊れても また修理して後世まで使いつづける

修理すると それにちゃんと応えて動いてくれる

今どきは修理する なんて言葉が無いみたいに

壊れたら買い替える 買い替えたほうが安く付くと言われる

『ここの小さな部品があれば また動くのに』ということが

製造してない為に 無惨にもあきらめて放かしてしまう

時代も変わり むかしの人から見たら怒られそうだ

鍋の底に穴があいても 修理してくれる人がいたし

靴底のちびたのを修理して ついでに磨いてもらう

修理すると 後何年かは保つ

自転車のパンクもすぐ近所に修理の店があったし

靴下の穴は 丸電球を中に入れて繕いでいた

こういった小さな修理も 今は見かけない光景

生活に関わる道具等を何もかも修理していたからこそ

愛着があり 物の大切さや思いやりも

自然に生まれてきたのだろう

不景気もあり もったいないの精神が 

今見直されているが とても良い事だと思う 

壊れたら 自分で直してみて

物の作りの良さと フォルムの素敵さを感じて欲しい

今日の一枚(存在感あり)

H231006


http://www.e-digigra.com/title_page/NEOKIRIE_index.html

2011.10.05

最早 販促素材も闘魂

新聞やテレビのニュースに

お歳暮だ おせち料理だの売り込み商戦が始まった

という記事が早くも出てきた

もう1年も後半 締めくくりに入ったようだ

そうなると 販売促進の担い手として

広告デザインのクリスマス 年末年始に必要な

素材集は そろそろ出回ってくる事になる

年賀状の素材集関係は 夏くらいから用意され

来年の干支のイラストやイメージ写真が

毎回作られて 早くも市場に出ている

クリスマス 年末年始のイラストは干支と違い

使う素材内容は 毎年変わらないから

去年用意したもので 間に合わせは出来る

それでも新しくどんどん素材集は作られ

種類は増えて行く 

100人イラストレーターがいれば 考えもそれぞれ

100種類以上の表現のある素材集が出来上がる

使う人は その中から気にいったのを選び使う

何パーセントの確率で当たるのかしら 

そう考えると選んで使ってもらえるように

気分入れ込んで 最後の追い込みをする

コツコツ パソコンに向かってイラストを描く

ああでもない こうでもない 形がおかしい?

1点描くのに とても時間がかかるけど

この苦労を分かってくれますか

これを使ってもらえる確率を考えると…

考えない 考えない 楽しく作ろう!

気分よく制作すれば 結果は自ずと見えてくる

今日の一枚(毎年やってくる気の早いサンタ)

H231005


http://www.e-digigra.com/title_page/KIRIE_index.html

2011.10.04

暑さ寒さも彼岸まで

10月に入り 急に肌寒くなって来た

朝の4時頃から急に温度が下がってくるのか

布団だけでなく そろそろ毛布も必要だわ

暑くて のたうち回り 寝返りうってた事が

嘘のように 静かに晩秋は訪れている

もう足を出して寝ると寒くて目を覚ます

早急に 衣替えもしなくては…

今まで 事務所で仕事していると 外に出ない時もあり

そのまま半袖で過ごしていることが 多々あった

急に 外に出掛ける用事が出来ると

人の着ている服装との違いを感じ

急いで上着を羽織って 出直すこともあり

季節を肌でしっかり 感じとらなくては…

室内にこもり パソコン相手の仕事は

時間が早く過ぎ去り あっという間に1日が終わる

そうこうして歳をとっていくのは 勿体ない

日本という国に生まれて 四季折々の素晴らしさ

春夏秋冬をイラストで描いてるのに

本当の春夏秋冬をもっと外に出て体験しよう

風流な場所に出向き  秋を満喫しなくては

すぐに冬が訪れてしまう 1年は早い

最近 よく見かけるようになった光景に

彼岸花を庭の隅に植えている家が多い

子供の頃 田んぼのあぜ道のほとりに生えていて

姉と一緒に腕に抱えられないほどとって 歩いていると

通りすがりのおばさんが 『それは毒だからダメよ』

急いで田んぼの土手横を流れてる川に投げ入れたのを

なんとなく覚えている 真っ赤なきれいな花だった

彼岸花を見るたびに あの事を思い出していた

大人になり 街に出てしまったので

見かけなくなり図鑑の中だけになっていた

僅かな彼岸花やススキ 萩 桔梗を庭に植えて 

四季の移ろいを感じるのも また良いものだ

きっと 昔の子供がそうさせているのだろうか


今日の一枚(曼珠沙華名の由来は…)


H231004

http://www.e-digigra.com/Hanga_IN.html

2011.10.03

欠けちゃった・・・

私の作った器は 重くてどっしりしてるので

使う時に少し雑に扱っても 充分耐えられる

正反対に相方の器は 作りが丁寧で厚みも薄く

使う時は 気を使わなくてはならないのに

同じ様に扱ってしまうので この結果です

使う用途は同じでも 作る時の姿勢はまるで違う

相方は 息を吹き込むように 

時間も掛けて丁寧に丁寧に創りあげるのを

充分知っているので 使うとなると怖い

飾っていると 『使わないの?』とくる

自分の器は 用途に関係なく使えるが

相方の器は 美味しい料理の時に使用するか

美味しく見せたい時に使おう と心得ている…

今日 食事の片付けをしてて

ふと気が付いた『あらら』

楕円形の先のとがったお皿の角 欠けている

ちょっぴりだから よく見ないと気がつかないが

自己申告しとこう どうせ分かるこことだから

食事をしている時に たま~に見ているのだ

料理を盛りつけて出すと 

この器は 料理に似合っているとか 

このお皿は テーブル上でいい味出しているとか

作ったお皿を前から斜めから じ〜っとながめる

お茶の世界なら 抹茶を頂いた後で

茶碗を 裏 表と眺めて楽しむが

一般家庭で これをやってくれる

自分の手掛けた器なら 自分の手で壊してしまうのは

仕方ないと納得いくが 

人様のつくった器は少しでも欠けると

うっかりだとしても 雑に扱われたと思うだろうし

何故もっと丁寧に扱わないの と言われるのは

目に見えている

『ごめん! お皿が欠けちゃった』

『どのお皿?』

『棚に納めたお皿』

『あっ ああ〜ぁ ああ〜ぁ』

大きな声で嘆きながら 残念そうにお皿を労る

こういう後ろ姿を見ると やっぱり使わないで

飾っておこうかな 

それとも 片付けをしてもらおうか…

『形のあるものは いつかは壊れる』

と 私が言ってどうする

今日の一枚(料理は器が命)

H231003


http://www.e-digigra.com/DIGIG_IN.html

2011.10.02

爆弾マークは流浪の旅に

最近は 新しいアプリケーションソフトも購入してないし 

ソフトのバージョンアップもしてないので

システム内を 必要以上にいじることは無い

だから いたってパソコンの機嫌もよく

私自身の仕事もスムーズで 相性が良く言う事ない!

仕事をしている間は なるべくスムーズに事が運び

パソコンの勉強したり習得したことは

ずーと そのままの状態で仕事に持っていきたい

何かに足を引っぱられると気分もよくなく

制作の支障も出てくるし 良い事はない…

古いバージョンでも 制作作業には関係ないように

うまく事は運んでいるのだが…

コンピュータは どんどん進化していって

相方は仕事上 新しいOS ソフトが必要だという

制作して 人様に素材を提供している以上

ちゃんと どんなものにも使えるようにと

なるべく対応したいようだ

新しいものが出る度 問い合わせはある

『購入している素材集が今度も使えますか?』

使うことに支障ないと思うファイル形式なのだが

OSが変わり ソフトも上位バージョンに変わると 

使う人も心配になり まずは試す前に聞いてくる

フリーズは嫌だもの

モニター画面内に ?マークが出たり

カーソルが突然動かなくなったりすると

もう お手上げで 『どうなってるの?』

『私は何も悪くない』 『私は何もしてない』のに

犯罪を否定することばかり言い放つ

『なぜ フリーズする?』 『なぜ 私に応えない?』と

イライラがつのり 不安を覚え 世も末状態になる 

これにはトラウマがあり 

以前の爆弾が 私の心に潜み込んで そう思い込まされている

気分よく 仕事してたはずなのに 急に有無を言わさず

ボンバーマークがでたり サターン音がかかる

怖い こわ〜い 心臓がどきどき 命が縮む 

いままでの仕事中 幾度となく爆弾マークがあらわれ

作業を中断して 頭を下げ 修理してもらったことか…

作業時間はかかる 時が止まる 制作が止まる 

修理好きな?相方の手を留めてしまい 悪いとは思うが

その度に 『どういう具合にしたら爆弾が出たん? うぅん?』

犯人のごとく問いつめられ 辛い気持ちになる

『私は 何も悪い事はしていません!』

『断じて 素直に仕事にいそしんでいるだけです!』

すごく 気持ちを込めて 一心に訴える …
 
ただ せっかちと 興味本位が高じて

『クリックが おかしな事になるのです!』

言い訳もつらい シドロモドロ…

だから ?は出てこないほうが 望ましい

今日の一枚(今でも存在感あり)

H231002_2

http://www.e-digigra.com/DIGI3_IN.html