昭和の道具はフォルムが素敵
イラストの素材用にと 制作していると
しっかりとした資料が必要になる
平成以前の生活小物や道具など
掲載されている古い資料を見ていると
『まあ 良く出来ている』と感心する
使用するには 今現在と比べると
そりゃ今の方が機能的で便利だろうけれど
以前のものは愛着の湧くデザインが多く 製造された時は
形もそれなりに しっかりとした意味があったと思う
きっと使用する時も丁寧に
大事に 大事に使いたくなるものばかり
壊れても また修理して後世まで使いつづける
修理すると それにちゃんと応えて動いてくれる
今どきは修理する なんて言葉が無いみたいに
壊れたら買い替える 買い替えたほうが安く付くと言われる
『ここの小さな部品があれば また動くのに』ということが
製造してない為に 無惨にもあきらめて放かしてしまう
時代も変わり むかしの人から見たら怒られそうだ
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鍋の底に穴があいても 修理してくれる人がいたし
靴底のちびたのを修理して ついでに磨いてもらう
修理すると 後何年かは保つ
自転車のパンクもすぐ近所に修理の店があったし
靴下の穴は 丸電球を中に入れて繕いでいた
こういった小さな修理も 今は見かけない光景
生活に関わる道具等を何もかも修理していたからこそ
愛着があり 物の大切さや思いやりも
自然に生まれてきたのだろう
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不景気もあり もったいないの精神が
今見直されているが とても良い事だと思う
壊れたら 自分で直してみて
物の作りの良さと フォルムの素敵さを感じて欲しい
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今日の一枚(存在感あり)