めだかの老衰
20数年前から 水槽に魚を飼っていた
どこの家庭とも同じように
初めは金魚で 夏まつりの夜店
沢山すくい過ぎて 保管する水槽がなく
間に合わせで
プラスチックの箱に入れていた
次の朝 酸素不足で多くは 天国へ
こうなると ちゃんと水槽が必要だと
餌やら水温計やポンプ等用意する 準備万端
ポンプをつけると 手の平サイズに大きく育ち
水槽からジャンプする 威勢の良いのもいて
室内で暴れることもあった
かわいい2世 3世が育ち
一時は大家族になっていた が
子供の成長と共に 金魚もいなくなった
水槽だけがポツンと残り
今度は自然な手のかからない メダカに変えた
やはり 祭で見つけ 威勢のいい子をさがし
身元引受人となり 世話をする
黒メダカ 赤メダカ 白メダカ ダルマと
国際色豊かに…
何匹か親になり やはり2世 3世と増えていき
春 夏 秋 冬と時を繰り返すうちに
いつの間にか数が少なくなった
1匹になって この春を迎えた
毎日続く地震報道や熱中症等と
気を取られているうちに
気がつくと 水槽の底に沈んでいた
なくなったのは 3年前に買ってきた
松江の宍道湖のメダカだった
もう 飼うまいとは思ったのだが
懲りずに お店にメダカを見にいった
なくなったメダカの事を説明していると
店員さん 『それは 老衰ですね』 のひとこと
メダカは生きても1~2年だそうだ
3年以上頑張ったのか
背骨が曲がって 泳いでいたもの
人間も長生きしている 時代だものね
今日の一枚
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