凸版印刷本社の印刷博物館へ
活版印刷に興味を持つ相方のために
印刷博物館へ行った
なんと立派な建物だ事 広島とは違う・・
東京の本社だものね
印刷文明となる元からの旅をしっかり堪能してきた
文字でコミュニケーションを伝えるという事に
どれだけ人々の苦労と工夫があった事か
言葉でなく情報を分かり易く伝える 広げる 残す
写真やイラストを入れる デザインする
石から始まり 岩や 木や 銅板や 木版などに
描いたり 彫ったり 印たり
木から取った繊維で紙を作り 絵の具を作り
摺ったり 文字を写したり 刷って印刷まで
そしてその過程を経てデジタルでの制作となる
印刷の文化そのものが人間の歩んできた道を
表していると言っても過言ではない
人と人を繋ぐコミュニケーションほど
生きた情報を与え 文化の進歩を促している
印刷が着実に未来へと歩んでいる
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昭和のいつ頃までだったか定かでないが
新聞も読本も活版印刷だった
新しい印刷物はインクの匂いが染み付いて
これもまた新鮮な証だった
小学生の頃に印刷所に社会見学に行って
活字を一本づつ貰って帰った記憶がある
木枠に組んでいく仕事はとても職人らしい
黒い腕貫をしてサッサ サッサと腕を動かす
棚に活字がぎっしりと入り 枠ごとに職人が並び
木枠に活字を並べて入れていく
級数の大きいのから小さいものまである
活字は全て表示が反対になっているので
上に文字が付いているけどスピード命なので
間違ってしまうこともあるのではと・・
そこは間違えないように活字のボディの下方に
印の凹みがある ネッキという
大きさや空きのスペースにも刷らない活字を入れる
木枠でしっかり固定して隙間をつくらない
印刷された後はインクを洗い落として
木枠から活字を解版する
そしてまた使うために活字を元の棚に入れていく
これが大変な仕事で活字を入れる場所を
覚えていないとならない
次は実際に体験した話を・・
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