永年の付き合いからの別れ
こういうタイトルを付けると
とても大切な人を亡くしたような
心に隙間風が吹く感じがする
現実に最近特に出会いより別れの方が数段
多くなってきたと感じる歳に入っているのだが・・
ここでは人ではなく もの言わぬ機械である
デザイナーにとっての7つ道具というには
ちょっと異なるが 一時期は無くてはならない
商売道具で手となり足となりアシストして
働いて来たコピー機がとうとう動かなくなった
最後に「ウゥ～ンウゥ～ン」「ウ ウン」音を上げ
必要な枚数の150枚コピーした後に止った
何回 リスタートしても「もう あかん」
「整備士を呼んどくれ！」と繰返す
＊
救急車ならず整備士に電話して来てもらった
整備士はニッチもサッチもいかないと言う顔をして
「もう私の手には及びません モーターが動かないですね
古い型なので 残念ですが部品は生産していません」
逃げの構えに入っているのが見えている
ここで 初めてもうこのコピー機は使えないのかと
私はあきらめの境地に入る 今まで空気のように使っていたが
もう老衰の粋に達するのかもしれない
そして整備士の一言「長いこと使われましたね・・・
・・・新しいのを考えられませんか？」
16年使いきった けど・・
今の時代 無いなら無いなりに違う方法を考え
もう新しく購入するのをやめた
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昔なら仕事に大切な機械 文明の利器だ
修理の職人とする人がいたり
モノを大切に使うという事がまかり通っていれば
部品も製造し交換され元通りに戻らないまでも
もっと長く使えるのではないだろうか
でもそうすると時代の流れは遅くなり
シンプルでコンパクトで便利な世の中は
早々にやって来ないのだろう
仕方ないなぁ
宇宙に飛び立つという人類発展途上の中
16年も大切に使ってきたのがせめてもの償いとなる
こうしてまたひとつ デザイナーをアシストして
くれた道具が手から離れていった （ウウッウ）
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上記コミカルイラストは▶ あっぷりけ くらぶ
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