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2012.02.22

パソコン編集の便利さと危うさ  

前回ショートカットの便利さと危うさ の体験を書いたが

こういう失敗も 昔やってしまった

100ページぐらいの記念誌の仕事を受けた時の事

一人で作業するには限度があり

こういう編集は数人で一緒に進める

記念誌のため沢山の寄稿された原稿用紙から

まずはシンプルテキストに文字入力をする
 
ひとり 一人の思い入れのある貴重な原稿だから

読みながら丁寧に入力していった

写植屋さんなら 文字入力に慣れているから

スムーズにいく作業も 文字入力からミスが出やすい

慎重に沢山の原稿用紙をこなしていく

文字校正を丁寧に モレや誤字脱字がないように心がけた

次にデザインレイアウトした中に文字を流し込む

校正して 印刷前のチェックをクライアントに

見て頂き 再校を繰り返して これでOKとなる

印刷に入る 試し刷りして 色校正

再度 校正を済ませ 本格的に印刷になる

記念誌だから 何回も発行することはない

一度きりの大切な出版となる

印刷が出来上がり 納品となる

大変喜んでいただき 一安心

最後に一言

『良くしてもらったので 言えなかったのだが…』

と 1ページ近くの文章が抜けているとの事

『えっ!』 目が点になる

帰って確認したら本当に文章が がっぽりと

抜けているではないか 何故に…

他のものに修正させたから と言うのではないが

皆の目で校正しても分からなかったのは

文字を選択して 修正の為に入れ替えた文章が

似たような文章の為に 一瞬にして選択文章以上を

取り替えてしまった事が 原因だった

思い出話の内容なのだが 途中文章が抜けていても

読んでもスムーズに読めてしまい 全く気が付かなかった

綺麗に出来上がった記念の本に

追加の1ページを印刷し 残念なことに…

ー 遠慮なしに 早目に仰ってくだされ ー

そして パソコン上で編集作業時の 

コピー&ペーストで文章を選択する場合は

お気をつけあそばせ ・・・

今日の一枚(思入れのある文章は 何処に)

H240222


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