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2012.01.28

色の慣れ

パソコンをずーと見つめて制作していると

目が疲れてくるのか 色に対して鈍感になる

モニター画面が液晶のバックライトで

写真がとても綺麗に見え 自分で撮った写真まで

ピントがぼけても それなりに良く見えてしまう 

明るいので 作業もしやすい

色付けをする時 特に青系が綺麗に見える分

普通より濃い色合いになり 印刷で指定するより

10%くらいアップしているみたい

前はプロセスカラー見本帳でしっかり見ながら

微妙に比べ 他の色とのバランスを調節していた

WEBで使うのなら そのままの状態でいいのだが

DTPで最終的に印刷して使うとなると

やはり濃い色合いになり 重い感じになる

薄い色合いを使い表現していても

モニター画面に慣れてくると 

またまた 次第に濃い色になっていく

まあ最終手段は 素材を使うユーザーに任せて

好みの色に加工してもらえば良い話だが

そのまま使う人もいることを頭に入れて 制作しなければ…

生活の色も見慣れてくると 

最初 変に気になっていたのが

徐々に慣れてくると あまり気にならなくなる

服の色も 食品の色も 毎日見ていると

そんなものだろうと 

どんどん鈍感力が勝ってしまう

色には三要素というのがあって

 色相ー赤 黄 青などの色合い 

 彩度ー色の鮮やかさ 鈍さ 

 明度ー明るさ 暗さ

夫々の持つ色との組み合わせ バランスが

ちゃんと考えられていれば デザインのイメージも上がり

バランスがくずれていると ダサいデザインになる

色付けは 重要な役目 要となる

デザイナーに必要な色彩感覚は 

毎日 鍛えてつづけておかなければ ならない

そして 色のセンスは 

品質の良いもの 昔ながらのブランド物を見て

目を肥やし 微妙な組み合わせの資料をつくれば 

美的センスが 自ずとついてくる

今日の一枚(色に鈍感だと 食事もセピア色一色)
                  美味しいけどね
H240128

セピア色でなくカラーの版画風のイラスト有り〼 ↓
http://www.e-digigra.com/catalog_page/cata_DG14.html