生活の中の色合い
地紋のデザインを作成して その中で使った色合を見ていると
案外 自分の中の固定概念で埋め尽くされた色が
表に出ているのが分かる
自分の中の生活習慣や 頭の中で考えていたものが
色となって現れる 表現されて地紋の色となっている
だから 地紋を作成した時期の事が
その頃の自分を 映し出しているということである
気分が上々の時は やはり明るい色合いで
滅入っている時はなんとなく 暗い色使いに寄っている
慌ただしく生活している時の気持ちが 色を雑にする
気持ちの落ち着いているときは 丁寧な色使い
でも 可愛らしいパターンには 固定概念が働いて
こんな色が 益々可愛らしく映る色だろうと
頭の中の引き出しから 色をつけいていく
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生活の中の色は 沢山散らかったいるが
ある程度 基本的に決まった色合いで統一される
ひとり ひとりの生活にその人なりの色がある
それぞれの人にとって 好きな色や嫌いな色が
あるけれど 製品として並んでいるときに
手にする色が 今までにない素敵な色だなぁ と
自分の中に取り込んでしまえれば 色の世界が広がる
今までの生活習慣や考え方 気分が変わっていく
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編集や制作の仕事をするときに 地紋が必要の場合
いつもの決まったデザインに 見慣れた地紋を使うより
見慣れない地紋で 少し目先を変えた使い方をすれば
おのずと デザインが生きてくることもある
安定したデザインは 落ち着いているけれど
インパクトが弱く ドキドキ感も少ない
提案型のデザインをすれば どんどん先に先にと
一歩踏み出すデザインにと 手掛けられる
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今日の一枚(ふんわりと動き出す)