素材づくりの一歩 その8
話は少し横に反れるが 素材集を作成しはじめた頃は
製品じたい出来上がったら 一応そこで終わっていた
その先は販売を委託していたので どのくらい売れるのか
どのくらい宣伝してくれるのか 反響はどうなのか
全て業者にお任せで 業者の頑張り次第だ
こちらの感知する余地もなく 月々の報告を待つのみ
作成した内容が ユーザーにとってどうなのかも
全て業者間を通ってくるので 伝わらない
ものを作っている人間にとって やる気の起きる事は
やはり自分のやっている仕事を認めてもらう事につきる
良いのか不便なのか どこか工夫の度合いが足りないか
一方的な作りになっていないか ユーザーの声が聞きたい
意見も問い合わせもサポートも 全部直接聞きたい
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最近 そいうい風潮が起きて 皆立ち上がっている
スーパーにいけば野菜を作った農業の人の顔写真つき
インターネットで魚を購入するも漁業に携わった人
製造現場も 旅館も 飲食店も 美容院も 家も
手掛けた人の顔の分かるものになってきた
私たちがつくりました と胸と張って堂々と仕事する
自信をもち 良いものをつくろうと努力する
やる気 元気 根気を持ちつづけていけるのは
何にも勝るユーザーの声があるからだ
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私たちも然り 作るだけではフラストレーションが溜まる
ただ作るだけなら 気持ちが入らない内容になってしまう
そこで 素材集の販売もすべて自分たちでする事にした
顔こそお見せするには及ばないが 直接全てを手掛けることにする
今まで業者任せで苦労してない分 いろいろと知ることも多い
自分たちで工夫して販売していかなければならない
業者に委託していた製品の形態は
CD-ROMと他に中に入れるカタログを付けていたのみで
パソコンSHOPやユーザーに売り回って頂いていた
ここから急に話は戻るが 製品の形態から考えることになる
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つづきは 素材づくりの一歩 その9
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今日の一枚(私が育て上げました)