あなろぐ＆デジタル創作箱

　

この3連休の日は　とても気持ちが充実していた

何気ない事で一喜一憂して　楽しいと思う事の

幸せ度の尺度でいえば　1キロメートル

それが長いか短いかは　人それぞれだけど…

第一日目　

8月夏休みのイプシロン打ち上げの中止から

やっと打ち上げ成功となる

実は　ロケット打ち上げなどに興味はなかった

それが中止になる前の人々の熱心さや

子供たちの残念さを見るにつけ　町の人々の協力などから

少し興味を持ち　調べて見ると

日本に於けるすごい技術や頑張りのすべてが見えてくる　

ロケットの打ち上げ成功に向けて　歴史のひとつを

垣間みる事ができる　瞬間だった

この星に生まれてきて　そいういイベントはそうはない　

人間が成し遂げようとすることは

ロマンに満ちあふれていて　未知の部分を知りたいという

あくなき追求と　失敗と成功の繰り返し

そして　いとも容易く地球の周りを廻りはじめ

他の星まで探検に行くまでになる

宇宙100年　そういう時代に生きている

今いる地球人が時代の証人となる

こういう決定的瞬間を見れるのは

幸せの度合いが　大きい

★

しかし　未来には無くなる物も少なくない

無くなってほしくない風景のひとつに

夕方にうかぶ電信柱と交差する電線の数々だ

すっきりと何も無い空は写真的には綺麗だと思うが

やはり　子供の頃から見ている夕焼けの町風景は

憧憬にも似た　心地よさがある

★

二日目以降はまた明日

♬　　♪　　♬　　♪　　♬　　♪　　♬　　♪　　♬　　♪　

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毎日の献立は　主婦にとって頭を悩ます

『今日は何にしようかしら』聞いても　

『何でもいい』という生返事しか期待出来ない

結局は自分の食べたい物か　冷蔵庫内にあるもの

時間の掛からないものに決まってしまう

栄養バランスやカロリーなどを考えつつ

時間のある時に　ウェブ内のレシピを見る

煮物　揚げ物　蒸し物　炒め物　サラダと

鍋物　酢物　彩りや　味付けもあり

和風　洋風　中華　エスニック風と　

あふれんばかりのレシピと写真の山

見ただけで料理した気になる　頭の中にインプット　

しかし　うちの食材では足りないものばかりなり

次回に作るとして　まずは購入の段階だ　

メモして　時間の掛かる料理も挑戦しなくちゃ

『マンネリは最大の的だ』と自分に言い聞かせる

＊

食材は　1週間分を休日にカゴ2個分を買い込む

これが仕事を持ってるものの　昔からの習慣である

一日の夕食を考えながら　毎日買い求めに行く事は無い

直ぐに買いに行けないので　必要な調味料は常備しているが

無い時には　味を想像して適当に混ぜ合わせてつくる

だから　忘れないように書き留めたメモは　買物の必需品

毎回の買い出しは　気が付くと大概に同じ食材になる

どこの家庭も結局のところ　メーカーも食材の種類も

同じようなものになっていくような気がする

レジカウンターの列を待つ間に　前の人のカゴが見える

コロッケ　チキン　総菜の多いカゴ　　

ピザ　ソフトドリンク　駄菓子の多いカゴ

豆腐　納豆　野菜や生魚のカゴ　

刺身や牛肉の高級品ばかりのカゴ

インスタントラーメン満杯のカゴ

割引シールたっぷりのカゴ　　

カゴの中身と人が　一本の線で繋がる

家庭生活は食事事情に当てはまり　

その家族像を映し出す　カゴの中身である

＊

今日一枚（買い出しはストレス解消）

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上記のイラストは

【DIGIGRA PICTURE17 / 10人家族に生活日記　Vol.1】

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新聞で　中沢啓治さんの『はだしのゲン』について

隣県の教育委員会に取り上げられ　話題になっている

そこから様々な憶測や考えが上げられ　問題視され

一躍　戦争に対しての平和学習となる根本が垣間見える

たかが漫画　されど漫画で厳しい場面までを

子供たちに見せたくないと言うのは分からない事も無い

しかし　表現の自由　言論の自由で漫画を描き

それが子供の漫画に登場した昔は　あまり問題視されなかった

あの時に　この漫画を読んだ子供たちは　

見た事により　何か影響があったのだろうか

＊

平和公園資料館東館地下で

『はだしのゲン』の原画展があり　見に行ってきた

中沢啓治さんが　ここ何年かテレビや新聞によく出ていた

原爆被爆者は年々減り　被爆者のひとりとして

メッセージを　子供たちに託していたのだろう

中沢さん自身は　去年末にお亡くなりになった

詳しく漫画のあらすじを知らないので

今回見て　想像を絶するぐらいの体験をして

この漫画を描いているのだな　と伝わってくる

生き地獄の連続で有り　平和ぼけの私は

心臓がドキドキするぐらい気分が悪くなった

ビデオコーナーで　中沢さんがインタビューで話していた

カメラのシャッターで映像を切り取ったように

頭の中に見たものが入り込んでいると…

話す内容も　今さっき見たようにはっきりしていた

子供の頃に体験した原爆は

戦争に関わった大人すべてに向け　

憎悪となって　漫画を描かせたのだろう

人間だから　物語りの筋もすべて正しく

誰から見ても素晴らしい出版物だということは

言えないかもしれないが　ひとつ言える事は

戦争はいけない　争いごとは未来をダメにする

と　子供に感じてもらいたいと言うことだ

＊

デザイナーの端くれなので　漫画の表面も見る

原画というその一枚の紙に　丁寧にペンを走らせ

人物も背景も　一本一本の線が細かい

本当に丁寧に描き込まれ　生きた線で　

やはり　実際に原画を見るべきだと思った

原寸大のそのまま　拡大も縮小もなく

漫画本の大きさになっているのは　現在も同じだろうが　

丁寧な仕事ぶりから　その人の生き様が現れ

人の心に　じわじわと入り込んでくる

吹き出しの中の言葉は　写真植字機で入力され

現像された印画紙で貼られていた　　

昔　写植を貼っていた頃を　ちょっぴり思い出した

＊

今日の一枚（戦争の傷跡）

お墓参りに　久しぶりの下関に

お盆は　毎年のように義母に会いに帰省していたが

もう　お墓に参るしか用事が無くなってしまった

宮島と下関は　去年はNHKで『平  清盛』があり

随分と町の人にとって町おこしとなったことだろう

下関も賑やかになり唐戸市場の隣に

馬関街が出来て新鮮な寿司など食すことが出来る

お昼より少しずれて入ったので　混雑は免れた

それでもワイワイがやがやと威勢がよく

どれも美味しそうで　目が踊る

暑いテラスに腰掛けて　新鮮な握り寿司を頬張ると

旅ならではの　なんとも言えない幸福感

満足　満腹で　しばし海を眺める

いろんな船が通り　海の水はたっぷり

休日　ドライブがてら【スパ羅漢】ラドン温泉に ー　

温泉の場所に行くまでに　1時間かかる

ぐんぐん目的地に向かって　チョロQの4WDは走る

風景は車の行き来のみ　群れをなして進んで行く　

少し行くと　川沿いにキャンプのテントが並び

バーベキューをしているグループが多い

川遊びの子供たちが　夏休みを満喫している

遠く流れゆく情景を見ながら　しばし思いにふける

こういうのが　私の好きなドライブ日和

広島市から遠のくにつれ　町はまばらになり

山道に入り　町に入りの繰り返し　人影は余り見えない

青い田んぼには出穂が波をうち　まだ垂れる程ではないが

この青さが　田舎の空気を清々しいものに見せてくれる　

閑静な2～3階立ての町並みや　川に沿った農家は

一段と空を大きく見せ　広々とした開放感がある

『おっ　人影が　村人発見！』

お店の前で沢山の子供たちが椅子に座って

賑やかに　二重焼きを食べている

『後で寄ってみよう』

取り敢えず　温泉に向かう

＊

温泉は　人が少なくゆっくりと入る事が出来た

サウナや打たせ湯・ジャグジー・露天風呂もあり

2階に和室の広い休憩室も用意されていた

唯一　アブもいてぶ～んと　親しげに飛んでくる

それで蠅たたきがぶら下がっていた事に　納得

裸で追い回すのは　何ともおかしな図だ

　しないけど…

＊

帰りの道すがら　さっき見たお店に寄って帰ろう

『じぇ　じぇ～』とは言わないが

子供たちは　みんなもの言わぬ案山子たち

微笑ましい　ベンチに腰掛けて　よく出来ている

お店をのぞく　駄菓子屋さんなのかな　

お爺さんが店じまいをしている最中

『もう終わりですか？』

『二重焼きは　終わったんじゃが…』

店先に　むかし懐かしいお煎餅やかりん糖が並んでいた

『こちらを売ってもらえますか』

にこにこと柔和なお婆さんと　話する

二重焼がお店の一番の売りらしい

『温泉に寄る前に来れば良かったんだけど…』

お爺さんが奥から

『すぐ食べれん冷凍じゃけど　持っていきんさい』

と二重焼の袋を　ぐぃと手渡してくれた

お年寄り夫婦で営む　このお店で

なんとも　思い出となるお土産まで頂いた

＊

案山子は　今や町起こしの一環で

よく見ると至る所に　人ならず案山子がお出ましだった

いろんなポーズで　喜怒哀楽の顔で和ましてくれる

町を大切にしている人たちと　

人々の手で作られた案山子が　通りすがりの人とを繋ぐ　　

町の自慢の　案山子たち　　

今日の一枚（田んぼの案山子は　雀が相手）

上のイラストは

【Digigra Picture EP 5 / 季節いろいろ3月〜11月】より抜粋

 　一年通して季節のイラストいろいろあります

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