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2013.08.07

町起こしの案山子たち

休日 ドライブがてら【スパ羅漢】ラドン温泉に ー 

温泉の場所に行くまでに 1時間かかる

ぐんぐん目的地に向かって チョロQの4WDは走る

風景は車の行き来のみ 群れをなして進んで行く 

少し行くと 川沿いにキャンプのテントが並び

バーベキューをしているグループが多い

川遊びの子供たちが 夏休みを満喫している

遠く流れゆく情景を見ながら しばし思いにふける

こういうのが 私の好きなドライブ日和

広島市から遠のくにつれ 町はまばらになり

山道に入り 町に入りの繰り返し 人影は余り見えない

青い田んぼには出穂が波をうち まだ垂れる程ではないが

この青さが 田舎の空気を清々しいものに見せてくれる 

閑静な2~3階立ての町並みや 川に沿った農家は

一段と空を大きく見せ 広々とした開放感がある

『おっ 人影が 村人発見!』

お店の前で沢山の子供たちが椅子に座って

賑やかに 二重焼きを食べている

『後で寄ってみよう』

取り敢えず 温泉に向かう

温泉は 人が少なくゆっくりと入る事が出来た

サウナや打たせ湯・ジャグジー・露天風呂もあり

2階に和室の広い休憩室も用意されていた

唯一 アブもいてぶ~んと 親しげに飛んでくる

それで蠅たたきがぶら下がっていた事に 納得

裸で追い回すのは 何ともおかしな図だ

 しないけど…

帰りの道すがら さっき見たお店に寄って帰ろう

『じぇ じぇ~』とは言わないが

子供たちは みんなもの言わぬ案山子たち

微笑ましい ベンチに腰掛けて よく出来ている

お店をのぞく 駄菓子屋さんなのかな 

お爺さんが店じまいをしている最中

『もう終わりですか?』

『二重焼きは 終わったんじゃが…』

店先に むかし懐かしいお煎餅やかりん糖が並んでいた

『こちらを売ってもらえますか』

にこにこと柔和なお婆さんと 話する

二重焼がお店の一番の売りらしい

『温泉に寄る前に来れば良かったんだけど…』

お爺さんが奥から

『すぐ食べれん冷凍じゃけど 持っていきんさい』

と二重焼の袋を ぐぃと手渡してくれた

お年寄り夫婦で営む このお店で

なんとも 思い出となるお土産まで頂いた

案山子は 今や町起こしの一環で

よく見ると至る所に 人ならず案山子がお出ましだった

いろんなポーズで 喜怒哀楽の顔で和ましてくれる

町を大切にしている人たちと 

人々の手で作られた案山子が 通りすがりの人とを繋ぐ  

町の自慢の 案山子たち  

今日の一枚(田んぼの案山子は 雀が相手)



H250807

上のイラストは

【Digigra Picture EP 5 / 季節いろいろ3月〜11月】より抜粋

 デジグラ ピクチャ イーピー

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