デザインの話 Feed

2012.06.10

アニメイラストの販促効果

広告のイラストに漫画風のイラストがよく登場する

最近は 昔の漫画というより

コミック アニメという言い方で

年齢層の低い少年少女が中心のイラスト表現

それが 広告の販促市場に頻繁に出てくる

いつの頃からか 徐々に顔を出し

『んんっ!』と思う間に新聞の折込などに

可愛い子ぶりっこのお手本のような仕草で

顔は童顔 身体は大人の何ともミスマッチな

眼のやり場に困るイラストが多い

インターネットもこの類いのイラストが多いし

マチナカにもウヨウヨと氾濫している

一種のアンドロイドである

誰が描いたのか特徴の分からない同じタイプで

このスタイルをあえて描いている

このファッションを真似ている人間もいる

こういうイラストしか知らない子供たちに

『広告のイラストとは こうであるべき』と言ったって

理解不能であろうか 

もう何十年も前に デザイン専門学校の卒業展に行った

イラストレーションの中身は 何とも理解しがたいもので

アニメイラストが半数もあった 『あぁ… … 』

デザイン講師に聞いてみると

『好きな課題でやらせた』と…

その結果がここまで流れてきて

今や広告のイラストとして堂々と陣取っている

イラストを広告に入れるという事は

その記事や内容に補足の意味を込めて

分かりやすく図解で説明し 誘導し

内容を理解させる役目がある

明るく楽しく気分良く導いてくれるという

アニメイラストには それは あり?

今日の一枚(わたしゃ ついていけない)


H240610


シンプルな訴求効果のあるイラスト有り〼 
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2012.06.04

デザイナーの枠組は…

最近 移行してきたことのひとつ


デザインへの拘りを持つクライアントは

自分で思いを込めた商品や内容を 

デザイナーや広告代理店がうまく表現してくれない と

『どこか違う 何かピーンとこない』 と

幾度と修正を繰返すが それでも満足しない

デザイナーや受注する人に気持ちの丈を話して

自ら持っているイメージを伝えても

受け取る表現は 人様々で違うし

思うように表現出来ないのは 昔も同じ

間に人が何人も入ると 益々違った形で伝わる

伝言ゲームとなる

修正を繰り返しお願いすると

価格も少なからず増えてくると

クライアント側は思うだろう

デザイナー側は受注する時 一手に任せてもらい 

良い方向に持って行くように努力はするが

何度も修正を繰返すと デザインがバラバラになり

根本から覆されて時間をとり 

それでも納品価格は安いと思うだろう

長年続く 不景気も覆い被さるように

クライアントは不満の気持ちが高じて 

パソコンを使いこなせる人は

編集ソフトを使う羽目になる

クライアントにとっての商品は

他社との違い デザインの差で決まる

他社と見た目の商品は同じようで 

中身も実際に使ってみないと分からない商品だと

他社と差別化するにはデザインしかない

商品内容をいくら工夫をしても 

お客様に手に取ってもらわなければ意味が無い 

見た目のデザイン力で まず手にするところから始まる

クライアントは 自社製品は自社の訴求力で

やってしまおうと今 躍起で頑張っている

デザイナーに任せるより 

『ある程度 自分でやれば…』

『自社で表現してみよう』 となる 

内容を一番よく熟知しているクライアントの

気持ちが そのまま伝わる広告が 

今 増えている  

デザイナーの仕事が 徐々に移行している

Adobe Illustratorを使いこなせるクライアントが

デザインに目覚めて 表現力を全開している

今日の一枚(パソコンは何処の職場も普及してしまった…)

H240604

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2012.05.19

色彩がもたらす効果

朝4時あたりになると 

辺りが 薄明かりになり

しらじらと夜が明けてくるのが分かる

遠くで音 車が通る回数が増えてくる

もう一度寝ることもできるが

朝がこちらに向かってくると

瞼の方も 脳も意識して

活動してくる

早く起きるから 早く眠くなる

遅く起きれば 遅くまで起きていられるか

疑問は残るが 今の季節

朝は 早くにやって来て

夕方になっても いつまでも 

この地上に留まっている太陽

5月 太陽が明るく日差しも強く

花の色も鮮やかに 葉の緑もキラキラと

まばゆいばかりの風景となる

この時期から 服装の色も

芽吹くように 明るくなる

無彩色から 色彩の鮮やかなものに代わり

目覚めたように 活気が出てくる

色彩というものは

人間の中に イメージを植え付け 

日々の生活に 影響力をもたらす

住まいの壁やカーテンの色で 心が落ち着き

食事の彩りで 食欲がわき 

身につける衣服の色で その日の気分が現れる

色とりどりの花畑を見ると

顔は自然とほころぶ

雨の日が続くと 心を鎮めて

読書か 静かな音楽が似合う

デザインに於ける色彩は

生活の中で築きあげられ

趣味嗜好と共に

人々の中に溶け込み広がっていく

今日の一枚(どの色も どの色も )

H240519


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2012.05.05

ミロ展を見に

新聞上に幾度となく 

美術展のお知らせが掲載され

見に行きたい衝動に駆られる

山下清か ミロか どちらを見るか迷い

結局 ミロ展を見に呉市立美術館行った

山下清も捨てがたく と言っても

福山なので 午後からの時間では

遠いドライブになると思い

近場の 呉の方に決める

いつも美術館は 広島市現代美術館か

ひろしま美術館 県立美術館の中より

決めて 他のところまで出向くことはない

しかし 

ミロの絵を 実際にこの目で見てみたい 

という気持ちが勝っていた

最近 芸術の刺激が少ないので

ジョアン・ミロからの 大いなる想像の力を

与えてもらった

美術館の入り口から 中に一歩入った途端

わぁ という気持ちで 心が一杯になる

SU TE KI …

なんと言葉にすればよいのだろうか

とても好きな表現力で 引き込まれる

夢を創造させてくれる絵なのだ

おもちゃ箱をヒックリ返したような

どこまでも 際限なく出てくる

遊びごころがありながら 探究心旺盛で

次々と 異なるものに挑戦して

自分の中に取り込み 表現している

どんどん 覆い被さってくる

むかし 自分が絵を描くのに 

こうでなければならない というのが

心のどこかにあり それが先生の言葉や

なにがしかの絵の本の批評などにあり

ずーと それに縛られていた感がある


いつしか それは人間の考えたもので

誰にどう言われても どう批評されようと

絵なんて 自分の気持ちのままに

好きに描いて良いんだ 

自由に表現しても良いんだ と…


空を飛ぶような気持ちが 

ミロの絵を見ると 改めて軽くなった

行って良かった ミロ展に

今日の一枚(ミロ風なオブジェ)

H240505


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2012.04.29

定年退職という言葉


ユーザー登録に思う 日々のこと

DTP・WEBの素材集と聞けば

それを使う人は パソコンで仕事をしている人になる

パソコン制作している仕事と言えば

デザイナー オペレーター 広告制作 web制作 

編集者 広報関係 印刷業 映像制作 写真業

行政 出版 放送 情報 教育 企画などなど

上げればきりがないほど 最近の職種に欠かせない

それでも 一般的考えると

使って仕事をするのは 若い年齢を想像するが

素材集を購入した時に届くメールやFAXでは

なんとも 60歳以上の人も多い

私自身 デザイナーの仕事から

デザイン素材を作る仕事に移行して

企画 制作 素材集を販売する仕事に関わり

もう15年以上経つ 

時代が変わりつつある中で

パソコンの需要と共に 素材集も増え 

使う立場の新しいデザイナーも増え

その先には 押し出されるように

ぽつぽつと デザインを辞めて行く人も… 

でも 変わらずに ず~と頑張って

デザインの仕事をしている人の多い事

独立しているデザイナーには 定年はないから

いつやめようと 続けようと自分次第である

昔 60歳と聞けば 定年退職を迫られ

確実に隠居生活となり

おじいちゃん おばあちゃん と思われていたが 

今の時代 60歳は まだまだこれから

後 ひと仕事もふた仕事もやれる

余力でなく 実質の伴う経験からのデザインが

味のあるデザイン制作になる

アナログからデジタルへと 

デザインも変化してるのだけれども

人の持つデザイン力は その人しか出せない

アイデアや創造力は 経験や年とともに培われていき

酸いも甘いも知り尽くした ゆるゆるとした

デザイン制作で 表現し続けてほしい

そういうデザインは 若い人には出せない

何歳になっても 現役で…

若い人に任せられないというよりも

その年だから 出来るデザインが今 必要

今日の一枚(80歳のユーザーもおりまする)

H240429


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