本の値段
メールで『 126円振り込みます 』と伝えられた
初めて古本屋に50冊売った価格がたったその数字だ
『 うわ~ 安~い 』
『 返してもらった方がいいよ 』
『 後の処分は任せるように手続きしたから 』
『 もったいないな~ 』
『 どうせ もう見ないのだから 』
『 ぼったくりじゃ 』
『 商売はそんなもんよ 』
『 腑に落ちん 』というような顔を相方がした
自分の持っている本の価値が商売の価格で表すと
『 126円 』とは安いものだ
送料と振込手数料を引かれた値段だ
自分たちにとって仕事に生活に趣味に自己啓発に
とても力となった指南書のような本が
価値のつかない本とは・・無用本は違うのに
自分の必要とした本を売る行為自体が
本に別れを告げているのだから手放すのに
誰かにまた利用してもらうのならそういう人に
譲れば良い 欲を出して売ろうとするから
こういう気分をしてしまうのだ
初めてのことはいつも何かしら勉強になる
一度何事も経験すると失敗から学び
次に少し利口になり気分を害すこともなくなる
考えてみれば行動する前に割り切って
こういうものだと尺度を持っていれば
いいだけの話であり 引きずるのはよくない
まぁ何かの事故にあったと思えば諦めもつく
昔から本は情報源のもとであり大事に扱うと
いう信念からカバーなどは極力汚さないで
折りもつけないように気をつけていたが
見るのは私一人ではないのである・・・
しかし 安いなぁ (ミレンタラタラ・・)
活字離れしている産業には厳しいのかもしれない
新刊や40~50年以上昔の本や初版本にマニアックな本でないと
今や古本屋には魅力がないのだ 商売だもん・・
『 あと20年したら売れるかも・しれません 』と
古本屋さんに言われた 。。。
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ホワイトスペースにワンポイントとなるイラストです
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