ある服飾デザイナー
ある服飾デザイナーと言っても
服飾に従事して勉強していた訳でない女性が
会社を立ち上げ自らデザインした服を販売して
全国を駆け巡っています 現代版女性戦士です
人なら一度は夢をみて 自分の会社を持ちたいと
思うのでしょうが現実に叶える事は難しい
でも 現実に着実に少しつづ叶えて
理想の形を作っているデザイナーがいます
娘の先輩で友達でもあるその方は 学生時分から
随分と話は聞いていました 一度お会いした時は
まだ 会社を作る以前の頃でどこにでも居る普通の
自然体の明らかな女性でした
先端芸術を学び絵画も手掛けゆくゆくは一般的には
美術関係の仕事に就くかと思いきや…
服飾デザイナーとなり会社のオーナーとなっていきます
素晴らしいのは 着眼点のつけどころ
お年寄りと言うと語弊があると思いますが
ミシンを扱うことの出来る人 縫うことの出来る女性に
自ら裁断した布を外注して裁縫してもらいます
働きたくても社会にでて働けない人も多くいる現在
手先が器用な年配の女性で外に出ることが憚られる人もおり
また就職もままならないお年の方には 明るい話題です
そして 服自体は永く着られるものを主体とし
然も洗濯に耐えうる布を求め 飽きのこないデザインで
各地に出向き 実際にお客様と向き合って
服の注文を受けています
気に入ると一回が二回の注文となり 三回と
口コミでどんどん広がっていき
ファッション雑誌などが話題として取り上げていきます
広告を出さずとも 仕事における前向きな姿勢が
人々の後押しへと 形になっていくのでしょう
そこから また凄いのは…
扱う布種類のひとつは伝統の2社しかない会津木綿です
先頃 布を提供してもらう 福島の会社社長が他界され
存続が危ぶまれ雇われていた人々も解散されます
伝統の染色・糸つくり・織物機械類など一貫して
作業をして織り上げていた布をこの代で終わらす事に
目をつぶる事が出来なかったのでしょう
その会社を維持すべく立ち上がり
自ずから其所に移動します
行動力が半端でない この女性デザイナーは
ブレル事なく 夢にむかって着実に歩んでいます
きっと 『何々をしたい』ではなく
『今 何をすべきか』が見えてるのだと思います
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情報が錯綜する時代に 何をすればいいのか
自分に問うてみても なかなか答えはでません
社会の中で 生きて行く上で 翻弄されることなく
前向きな明るい心と 開拓精神で未来を切り開く
そういう人生は とても素敵です
最近 輝いている女性が多いです
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上のイラスト素材は マーメイド紙で作成しています
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