散髪
相方が 自分で髪を切った
ここ数年は 家で髪を切る
すこし髪が伸びてくると 気になるらしく
『切らなければ…』『切ろうかなぁ…』
『どうしようかなぁ… よ~し』と
腰をあげる 大層なことではないのに
1~2か月ごとに繰返す
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昔 男性でもパーマが流行した時は美容院に行き
その後 普通に理容院に行ってしてもらっていた
最近は 時間を掛けて行くのが億劫になったのか
周りで人が通り過ぎるのに 髭を剃られるのが嫌なのか
いろいろと理由をつけて 私にして欲しいと言う
短髪は難しく 良い形に仕上げる自信がないので
丁寧にお断りしたにもかかわらず…
聞く耳もたずで 家電店にいき
家で散髪できる家庭用ヘアーカッターの
長さを調節できるものを 購入してきた
『出来ないよ 私はしないよ』と断る
『最後の仕上げだけ 見てくれれば良いから』
というから 当分はそのようにしてきた
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理容院に行く頃と同じように髪を整えて
まあまあの出来映えである
前髪だけを 少し長めに立てて整えている
自分で満足している とみる
しかし 髪を切ると以前のを覚えていないので
切る度に 全体的に短くなっていく
それも 自分で満足している とみる
きのう 散髪した
『あっ』
『何?』
『鏡を見ると何かすっきりしてると思ったら』
『何々』
『前髪も切ってしまったよ』
『あっ ない!』
スムーズにカッターの刃を動かして
考えもなく 前からススーッとやってしまったらしい
『あ~あ』
すっきり感 まるだしの頭になってしまった
相方曰く『また すぐ伸びるから良い』だって
私がしてたら 恨んでいたかもである
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今日の一枚(苔の頭に似ている)
ちなみに器も 相方のお手製
- 苔に合う器と 苔に似ている頭と -
【DIGIGRA PICTURE 17.19 / 10人家族の生活日記】より
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