紙の行方
【DTP】 とは Desk Top Publishing ディスク トップ パブリッシングの略 言葉通り 机の上で行なう作業で パソコンで編集し プリンターで出力すること 印刷されて 紙媒体 紙の製品になる新聞 広告 書籍など ・ グラフィックデザインが このDTPにより 大きく変わって行く それまでのデザイナーは アイデアを出し デザインカンプをし これが決まると レイアウト 編集 版下作業など 製版・印刷に廻すところまで関わっていたが DTPに移行すると 写植の文字入力や 製版分野の仕事まで こなさなければならない デザイナーのする作業が多くなる 重くのしかかった仕事の中身が分担化され デザイナーとパソコンオペレーターとに 分かれて行く 小さな会社は 全てをこなす人もいる DTPは パソコンでデザインして印刷に廻すので 基本は紙が必要である 少し前までは そうだった しかし 最近は本当にペーパーレスになってきて DTP以外で使う頻度が極端に減ってきた DTPデザイナーから WEBデザイナーという 新しい職種が出来て カタログなどが WEBカタログになり 本が 電子書籍になり 企業広告が WEB広告に移動し 新聞が 会員を募ってWEB購読させる 銀行の振込も 役所の手続きも パソコン画面で 済ませてしまう どんどん紙媒体が少なくなる ・ 紙の手触り感 インキの匂い ページをめくる 紙のすれる音 あなろぐな感触が 心地よい 本棚に好きな本だけが場所をとり 読書途中を栞ではさみ 移動中に鞄に忍ばせる文庫本が 気が付けば いつの間にか 一枚の小さな移動式コンピュータに変わっている 5年後 10年後 紙の行方は どう変わっているの それに携わっている人は 今しのぎを削っている そして 残っても先見の目が必要になる ・ ・ 今日の一枚(紙のない時代もあったのよね…) http://www.e-digigra.com/title_page/KIRIE_paper.html