牡蛎産地直送便
『宮島に 紅葉がりに行こう』
相方の言葉で 『いいよ』
今日は時間をとって 家事も骨休めする
広電の電車にゆられ ゴトゴトと音と共に
変わる景色を見ながら のんびり
昔の頃を思い出す あまり海が見えないなぁ
暖房が少し利いていて 眠くなり
頭がゆれる 心地よさ…
と 流れる景色は にぎわう競艇場を通り
電車は 到着駅宮島口へ
今が見頃なのだろう とても人が多く
船に乗り込む人がごった返している
二つ乗り場がありJRと松大船
隣同士で乗り場も降り場も運賃も変わらない
ひとつ違うのはJRの船は 鳥居の近くを通ってくれて
前からの鳥居が見え 良い写真が撮れる事
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久しぶりの宮島である
いつも 鹿が迎えてくれる
誰彼もと餌を与えなくなって
毛並みが綺麗になったような気がする
お土産通りは人の波でスムーズに歩けない
紅葉まんじゅう 焼き竹輪 焼き牡蛎
あなご飯 焼き栗 どこからともなく匂いが流れてくる
昼時にかかっているので 人の行列も長い
並ぶのは今度にして 生の牡蛎を購入して帰る
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今年の紅葉は遅れて赤くなった分
例年のように綺麗さは ややといったところ
それでも所々 見応えのある風景はあった
今日は紅葉より 牡蛎の収穫だった
『朝水揚げして身を取り出したばかりで新鮮よ』
『地場の牡蛎で直接持って来たから安いよ』
『4日は生で食べられるよ』
スーパーで売られている牡蛎より安く
新鮮さの度合いが見て取れる
たてつづけの売り言葉にのって買って帰る
電車に乗ってゆられて 産地直送
今夜は美味しい生牡蛎を お家で堪能
味が ち が う! 美味しい!
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今日の一枚(紅葉より牡蛎 地元ならではの贅沢)