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2011.11.29

コーヒーを飲んで思い出した ある出来事

デザインを受けて デザインカンプが決まると

次は版下制作に移る 手順として

まず自社で出来ない箇所の手配をしなくてはならない

外注の主な部分は写植と写真撮影・写真リースなど

デザインカンプの時点で コピー文字の入る箇所は

タイトル文字とキャッチコピーぐらいは 

デザインして収まる位置にレイアウトしている

カタログ等に入る文章は 原稿で渡されるから

前もってページ割りしておき デザイン的に見栄え良くし

説明文や細かい文章は ボーダーの線のみで現し

又は 同じような大きさの文章をダミーとして

逆さに貼付けて イメージ感を出していた 

ボーダーの箇所の 文字を写植指定する

文字数を数え このボリュームなら

このぐらいの級数で 行送りで この書体でと

ちゃんとページごと綺麗に収まるように指示して

原稿とカンプを外注先の写植に出す

 ※写真植字機のことを略して【写植】と言う
 写真技術を用いて必要な文字を1字づつシャッターを押しながら
 印画紙に焼き込み現像して写植文字に仕上げる


その間にカタログの規格版下台紙に

線画を墨入れし図版を張り込み数枚の版下を作成して置く

外注した写植文字が出来上がってくるのを待つのみ

数日後 写植が出来上がってくる

さあ これから最後の文字貼りして仕上げに入る

『うん? こういう指定したはずはない』

文章が綺麗に丸い形をなしている

よく見ると デザインカンプの文字指定した上に

うす~く まぁるい枠が… いつから…

今日の一枚(コーヒーの輪染み)

H231129_2

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