紙見本帳
紙には 随分お世話になってきた
ケント紙からトレーシングペーパー クロッキー帳
コピー用紙 段ボール紙 色紙 特殊紙 エンボス加工紙
デザイン制作も他の業務も紙無しでは やっていけない
沢山使うので 紙代もバカにならないから
無駄の無い取り方を心がけていた
ティシュペーパーのような使い方は到底出来ない
紙は大切な物と 昔は思われていて
教科書も雑誌も新聞紙も大切にされていたし
そういう生活の中で育った
小さい紙くずみたいなものまで 保管して
ラベルなどの小さい制作物に廻していた
コピー用紙も 失敗紙はもう一度裏を使うほど
節約して 毎日沢山使う量を何とか抑えていた
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紙メーカーからも紙の見本帳が 毎年毎年届き
新しい種類の紙の案内があって
感じの良い紙に出会うと今度はこの紙を使い
デザインしたいなぁ と思わせられた
パッケージ カタログ DM 包装紙 ラベル
ポッポッポッと アイデアが浮かんでくる
バブルの頃は 紙も大量に出回っていた
一つの紙に厚みの種類があり 色の種類があるから
紙見本もどんどん増えて行く
引き出しに収まらないで 棚に陳列していた
デザインが決まり印刷に廻す段階になると
棚から何種類かの紙見本を取り出して
見比べて決める 『これしかない!』
決まった紙チップを切り取り版下に貼付ける
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今 紙見本は 使っていない
棚から整理され必要最低限だけ残り 後は処分
もう 使わないかもしれない
しかし もう少し 引き出しに入れておこう
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今日の一枚(ここまで と断ち切れないものがある)