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2011.09.17

飾り罫フォント作成の苦労話

『鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ほととぎす』

という 豊臣秀吉じゃないけれど

『無いのなら 作ってみせよう 飾り罫』

と 相方が声を発してからが大変

事務所の運営軸として 受注の仕事があるので 

飾り罫作成の作業は当然と 私に回ってきた

指導を受けながら 毎日毎日コツコツと(西川きよしのように)

パーツ類を作成し 文字として当てはめていく作業

何回もプリンターから出力しては やり直し

いつになったら 日の目が見れるのか

こんなに長く 仕事とつきあったことがない

大体は 納期が決まっているから期限まで力を入れば良いのだけど…

出来上がるまで格闘しなくてはいけない(研究者みたいだ)

そして 今は作成した書体を管理されてないが 

書体の管理をしていたAdoeb社より 書体のID登録も取得した

文字でなく 飾り罫を登録することに理解不能と思われて

仲々 書類がうまく通らない 作業と並行して進める

1年以上かけて作り終えた まずは第一弾が完成

フォントとして飾り罫が 使えるのは

駄洒落のようだけど 『本当にフォントは便利!』

いままで文字入力だけで 飾り罫を別作業でしていた事が

いらぬ手間無く 好みの罫を選択して表示させる

見たり聞いてるだけでは 実感できないこの落差

一般のテキストソフトは シンプル罫はあるけれど

1200種類以上の罫はない 文章を分別し引きつける役目がある

今はパソコン生活も支障なく 便利な世の中になってきているが

どんな事でも 初めがあり 先人たちは苦労してきたのだ と

我ながら つくづく思った

今日の一枚(文字が飾り罫に変換)

H23917


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