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2011.08.10

デザインのちいさい絆

子供が小さい時期は

働くお母さんは どこも同じだと思うが

デザイナーという仕事をやっていると

目がかけれない 世話が充分に行き届かない

寂しい思いをさせる事が 多く

仕事の時間に余裕がなく 

いつも頭の中がいっぱいなのに

更に 自宅にいて家事などをしても

『ちょっと待っててね』と

待たす事が とても多い

子供が病気になると 右往左往して

どこかに預かれる所はないか

心の中では 仕事さえ休めたら

充分に一緒に居てやれるのに 

親としてダメだな と呵責の念にかられる

そういうことで せめて親らしくありたいと

子供のイベントにはすべて参加する

忙しい納期のある仕事をかいくぐって

沢山の人に迷惑をかけて 感謝して拝んだ

バタバタとした子供時代を

親としても 過ごしてしまった

走馬灯のようである

しかし 良い事もあった

親のした小さいデザインが

学校給食で出されていた

ご飯に添えられる毎回イラストの異なる佃煮の袋 

これだけで 子供は嬉しさを表して

親がそばにいると思ってくれた

というか 喜ぶ子供をみて

親の方が嬉しかったのが本心

・ 

デザインの仕事のことで

子供に何も教えていない

大変な仕事だという事は解っているはずだが

やりがいのあるのも事実

気がつくと

いつの間にか 同じ仕事をしている
 

今日の一枚

H23810

http://www.e-digigra.com/title_page/DG32dot.html