色付け作業
いつの頃からか
新聞の紙面自体も カラー色になっている
折り込みチラシも 基本的にカラー刷になり
最近単色で刷られているのを あまり見た事ない
今では単色でもカラーでも 印刷機械は同じ
作業行程は同じようなもので 紙代も同じで
インク代程度 少し安価なのだろう
1色刷りはスミ色と 一般的には決まっている
4色刷りとは カラーで刷る事を意味する
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YMCKで色を指示して 印刷にまわす
4原色プロセスカラーという
Y100%(イエロー)M100%(マゼンダ)
C100%(シアン)K100%(ブラック)
100%から10%単位で色の掛け合わせで指定する
掛け合わせて刷ると色んな中間色が表示できる
この色合いも印刷会社によって 機械によって
綺麗に出たり バランスが悪かったり…
書き間違って指示なんてすると Oh! My God
修正はきかないから 刷り直し 若しくは
大体は目につきにくい箇所なので そのままにして
見て見ぬ振り と決めてかかるのだけど…
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今はパソコン上で 制作しているから
モニターの見た目で 色調節が出来て
細かい指定はあまりしない
プリンターとも カラー調節が合ってればの話だが…
デザインさえ決まってくれば
版下 色指定 校正など データー上で簡単調節
微妙な色を必要とするならば 試し刷りをして
細かく修正していくのだけれど…
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YMCKのカラーと異なり 特色(スポットカラー)というのがある
特別につくってあるインクで
エメラルドなら エメラルド色が鮮やかに再現される
金 銀 シルバー メタリックなども
インクメーカーが用意しているインクで 調合をしている
この場合 色は4色ではない 1色刷の時もあり
2色の時も 6色の時もある インパクトのある印刷
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私のしていた頃は 2色指定の仕事が多かった
と言うのも 2色のほうが断然安価だったからだ
印刷機械もそういうのがあり 2回のみ通すほうが安くつく
製版のフィルムも 少なくて済む
いつも仕事は安く 上手く 早く 気分良く受けるのが基本
カラーに比べて 少し工夫がいる 2色刷りでも負けないぞと
色見本を扇状に広げて 組み合わせを考える
どの色が効果があるか 手に取って見てもらえるには…
どんなに考えただろうか 2色刷り
言える事は カラー刷りの仕事より 難しかった
色付けは 最後の仕上げの作業で これで全部が決まる
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今日の一枚