日々つれづれ Feed

2012.12.14

人に伝える方法は 人の数ほどあるが


今年もあと僅か 仕事も最後の追い込みで

師走の名の通りに 目もまわるような忙しさ

心も体も落ち着いていられない

今が一番ピークで 何処も彼処も 

あわただしく 駆け巡る あともう少し…

一番最初に片付くモノに 選挙があるが

今日明日と 選挙カーは最後のお願いで大変だ

民意を問うと言うが 民意が置き去りの選挙内容

どこに投票しようか 迷ってしまう

どれも同じような内容と言葉に聞こえるし

他の党を批判してばかりで 何も得られない

国民代表ではないが 一番の願いは景気対策だ

何年までに脱原発とか 何年までに消費税とか TPPに加入とか

先を見る事も大切だが目先のすぐ前の課題があり

置き去りにされている感じがする

党ばかり優先させないで お互いを譲歩し協力てほしい

今の時期は そんなに悠長な話ではない人が多い

デザイン・印刷業界の倒産や閉めてしまう所の多さには

景気が一番に影響される業界だから凄く敏感である

人に心を伝える方法は 

選挙で声高に話す方法もあるが 人それぞれで

私たちは デザインを通して 印刷を通して   

写真で 音楽で 映画で 劇場で 料理で  


宅配で 手話で 手紙で  人に伝える 


心を繋ぐ方法の星の数 

人から出る言葉が いま一番信じられない   

* 

クリスマスも近い今 


どこの党が救世主になってくれるのかしら

じっくりと選んで 明るい来年を迎えたい

今日の一枚(人に伝える方法)


H241214





★ 伝える方法のデザイン素材集有り〼  ★

2012.12.10

もうすぐ心踊るクリスマス


休日の夕方 出掛ける用があり車を動かす

冬の夕方の雲は ドーンと大きく低くふんわりとして

綿菓子のように薄ピンク色して 美味しそう

街並みの建物群との組合わせが

メルヘンチックな風景にさせる… と

それにしても 今日は車が多い 

連なっている なかなか先に進まない

少し進むと信号で止まり また少しだけ進む

繰り返し 繰り返しの連続で 何かあったのか

ちょっとした野暮用で わざわざ今日出掛けなくても…

こういう思いがよぎりながら 少しづつ進む

目的地まで行って 納得する

もうすぐクリスマスだからサンタが買い物に なのだ

どの車も小さな子供連れで 車から飛び出てくる

目的のおもちゃを買う為に走る 走る

店内では 大きな色んな袋があちこちと 歩いている

引きずっているのもあり だっこされてる袋もある 

購入したばかりの体ほどもあるプレゼントを

自分で持ちたがり 満足げな顔の子供達

持たせてもらえない子は わめき散らしてガナリ泣く

何かが違うぞ サンタはいないのかしら

クリスマスの夜に 枕元に置かれるプレゼントは?

クリスマスまで良い子にしないと もらえないのでは?

今はリアルに 子供と一緒にお店に行って

子供に選ばせて購入し そのまま渡すの?

それとも お預けにして取り上げるの?

サンタクロースがトナカイで雪車をひいて

世界中廻って プレゼントするのはもう古い?

気分は分かるけど もう少しメルヘンチックに

童話の世界に入り込んで 夢を持ち

ワクワクを楽しんで 想像力を育てないと…

大人が子供を リアルな世界に引っ張っている

小さい頃のクリスマスの思い出が 

暖かいスープのような心の思い出となるように

子供はメルヘンで 大人はロマンチックに…

今日の一枚(高齢サンタは命懸け)


H241210


♪ クリスマスイラストの素材集有り〼  ♬

2012.12.06

口コミの威力


パンを買いにアンデルセンに行く

いつもは スーパーのパンを購入して済ますのだが 

たまに アンデルセンのパンが食べたくなる

石窯で焼いたパンがおいしくて 思い出したように

購入する為だけの用事で 中心街に出向く

いつも 多めに購入して冷凍庫に入れて

必要に応じて 解凍し食する

冷凍にしておいても 全く問題なく美味しい

私の好きなパンは ジャムやクリームなど入ってない

デコレーションされていないフランスパンの種類

皮がパリパリと固く 中がふんわりと口当たりがよい

そのパンを何もつけずに食べるのが好みである

相方は トースターでこんがり焼いてバターをつける

『こんなに美味しいのに 何で焼くかな~』と

毎度心で つぶやく…  言葉に出ているのだけど

美味しい食べ方や嗜好は 人それぞれであるが

なぜか皆  美味しいものを口にすると 


口コミで人に勧めたがる 価値観を共有したがる

『食べてみて 美味しいよ!』

『これを入れて料理してみて 味が高級になるよ』

『あの店 噂の美味しい店だから行ってみよう』

特に食べ物への口コミ威力はすごく 

人は皆 一度は試してみたがる

Gデザイナーなら広告の片棒を担ぐから

本当に凄いのか たいした事ないのか

そうそうに騙されないぞと

斜に構えて 聞いたりもするのだが…

中心街の電車通り側の自動販売機の前で 

携帯で写真を撮っている女性がいた

何を撮っているのか気になり 立ち止まった

ただ自動販売機をカメラに納めている

3人連れのひとりが 私に話しかけて来た

『これ この間テレビに出てたものですよ』

自動販売機にお金をチャリン 購入した物を手に取り


CMのごとくボトルを 手前にかざし

『薄めてうどんに掛けると 美味しいんと』


『あご魚がだしの中にそのまま入っているよ』


と お年の方がおっしゃる

3人が1本づつそのまま【だしボトル】を手に口コミしてくる

テレビ内の話を そのまま熱~く語る

気になる じゃない…  想像力をフル回転しても

あご出汁の味は 想像出来ない 

どんなに美味しいのか? 

相方の手作りうどんで 試して み・た・い  


自動販売機のボタンをオン 

1本出口より コロリンと降りてきた

これが口コミの威力であり 魔物である

今日の一枚

 

 釣られて購入した出汁は 

   『 美味しゅうございました 』



H241206




マーメイド紙の切り絵イラスト いかかですか

2012.12.04

ブラック企業という言葉

最近 就職した若者にとって

大切な問題が 浮かび上がってきた

沢山の面接を受けた結果 やっと内定をもらい

就職した企業で真面目に働いても

サービス残業たっぷりあり 出勤時間は変わらない 

給料は上がらない 賞与は少なく

パワハラ モラハラ やりがいの無い仕事で

もしかして ブラック企業に就職してしまったのか?

もしそうなら 早めに転職したほうがいいのだが…


仲々見つからなかった就職先が決まると 


何年か頑張らないと 自分の不甲斐なさを思って


少しでも我慢して 働いてしまう

不景気で企業が人を人として扱っていないから

こういう言葉が 流行ってくる

しかし こういうブラック企業といわれる内容は

昔から デザイン広告印刷業界にはあった

デザイン業界の中でも大手は守られており

4~5人のデザイン事務所は サービス残業当たり前

賞与なんて雀の涙 給料は上がらない 

社会保険には入ってない 自己責任である

残業して はじめて儲けが出ると言われ

毎日まいにち 残業 残業である 

休日も 祝日も働く 家に持って帰って働いた

ただ違うのは 仕事にやりがいを感じて

気持ちを それに代えていたからだ

直接のクライアントから仕事をもらえればいいが

下請けデザイナーは まるまるブラック企業に

雇われているのと同じようなもので

金額も言い値で 随分と虐げられていた

それがいまだに続き ITに移行しても

働く人が若返っても 中身は変わらない

形のある物づくりなら 時間に比例して価格は出せるが

形のない仕事は 人を時間以上に拘束する

アイデアを練ってパソコン内で制作するにしても

時間は見た目以上に掛かり 残業しないと

儲からない仕組みになっている

しかし いくら不況が長引いても

いくら辛い会社でも 人を人として考える会社

一丸で頑張る会社が 生き残るのでは…

【ブラック企業】の言葉は 

  ただの流行語であってほしい

今日の一枚(ワイルドだろ~)



H241204

いろんな働く人のイラスト有り〼 

2012.11.25

虚像と現実と

先日 テレビ番組である実験をしていた

幼児がビデオを見て 画面内の人物に教えを請う場合と

実際に人から会話の中で 教えを請う場合の違い

あきらかに 側にいる人からの方が 

子供にとっての理解度が高く 

ビデオでは理解出来なかったし間違えていた

いくら優れた能力があっても 冷たい機械は

直接の息づかいや肌の温かさを感じる指導に

及ばないし 子供の感受性に与える影響は劣る

テレビ・ビデオなどの 繰り返し流れ出るCMや

安易に楽しめる事柄が 次から次と映し出され

考える時間を与えない 一方的に脳に入り込む

そこから次に 繋がるものを考えさせるより

スピードのある面白さ 音楽やゲームに興味を示し

人とのコミュニケーションが育たない

創造力が育たない子供になり 悪影響… 

むかし 私が子供だった頃は

白黒テレビは 豊かな家庭にしかなく

ラジオのみで漫画や絵本も買ってはもらえないから

図書館で借りるか クリスマスか誕生日ぐらいに

買ってもらう数冊を繰り返し読んでいた

そして今思うと 本の物語で創造力を鍛えられ

色を想像して物語に色付けし 登場人物になりきって 

自分用の為の話をつくっていた 夢をつむいでいた

だから のちにテレビドラマやコメディを見ても 

これは画面上のことだと ちゃんと区別でき 

それ以上その世界に入り込むことはなかった

たま~に マンガの本の悲劇のヒロインってステキ

マンガの中の人はいいなぁ 絵の中に入ってみたい

子供ごころに そういうことを記憶している

便利の良い生活は 昔と比べると非常に有り難いが

便利さゆえに 何か見落としがちになる 

不便さも取り入れて 手間ひま掛けて

親が子供の目を見て 育てていかなければ

本当の豊かな人間はつくれない

不便さがゆえに 簡単に手に入らないからこそ

我慢したり 工夫したり 頑張ることを覚える

今日の一枚(白黒テレビが 色を想像させた?)


H241125

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