ごちそうさん 昭和の食卓のにおい
NHKの朝の連続テレビドラマ『ごちそうさん』が
もうすぐ終了する
画面から昭和の食卓のにおいが流れていた
去年の9月から始まり見ていたが
主人公が大阪に嫁ぎ どんどん引き込まれ
面白くなってきたら もう3月
この半年 過ぎるのが早かった…
大阪の【いけず】の和子が鬼のような振る舞いで
主人公をいじめるが これが昔の『細腕繁盛記』や
『おしん』に出てくる盛り立て役の俳優が上手く
目が話せなかったせいかも知れない
「ひどい！なんて人だ！」と憤り
見ている視聴者は くぎづけとなる
テレビ局の思うつぼであった
昔の嫁・姑・小姑の関係が今の関係と異なるから
尚更 理不尽に思えて 物語りを面白くする
ドラマは作り物であり 向こう側にあるのだけれど
たまにテレビの中の人になって楽しむのもありかな
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食べ物が毎回でてくる内容も 興味もたせて
見る人を引き寄せているのだろうが…
焼き氷は知らなかったし オムライスも子供の頃は
食べた事なかった ケチャプも卵も高価で…
大人になって自らの稼ぎで喫茶店で食べたのが最初だ
小さいじゃがいもは 今一袋で100円で店頭に
あれは馬の食べ物だったの？
我家では 揚げたり煮っころがしが食卓に上がるが
結構「うまいもん」である あのドラマと変わらない
毎回のように ぬか床を手で混ぜるシーンがあり
漬物もおむすびも 日本独特の食文化だ
今回「和食 日本人の伝統的な食文化」を無形文化遺産に
登録されたが本当にいいタイミングで
朝昼夕食の食事の在り方を見直す機会だと思う
和食から成り立つ食材・食生活・行儀・行事・日本…
平成の食卓に 昭和の食卓を受け継ぐ
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それにしても あの鎮座している漬物の壷が
何とも言えない食の奥を知り尽くしているように思う
私の家は幼い頃 あの壷に砂糖が入っていた
といっても 壷の形は随分小さいのだが
台所の木台に醤油や塩の並んだ入れ物があり
そのひとつ 魅力的な小さな壷があった
その中の砂糖をなめて怒られた記憶がある …
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