信州の秘湯 鹿教湯温泉
今現在はコロナ禍の影響で外出は控えていますが
ひと月前に人に会わない近場の温泉に行ってきました
名は【 さんすい旅館 】 すぐ浮かび上がったのは
テレビドラマの細腕繁盛記です(古い・・)
小さい頃に見て内容の記憶は曖昧ですが覚えているのは
新珠三千代さん演じる女主人公を強烈なイビリで
「 おみゃ〜 」という響きがインパクト大の演出
盛り上げ小姑役 冨士眞奈美さんでした・・が
ここの旅館の名は【 三水館 】字が 異なりました
鹿教湯温泉端の山の中に佇んでいるこのこじんまりとした旅館は
木と雪の合間から眺める分には うちの中まで想像がつきません
駐車場から階段に引いてあるゴザの上を上がって行きました
滑らないようにとの心遣いがあたたかくて良いですね
早速 お部屋に案内してもらいました
2階に上がり吹き抜け中心にグルリとお部屋があります
壁に飾ってある絵画が目に止まり光があたり素敵です
部屋は和室一間 奥に床の間が見え
飾り立てのない昔の客間と言う感じです
家に帰ってきたという落ち着いたコタツのある空間
天井には普通の旅館には見ない大きな梁の見事なこと
窓側におかれた勉学に励むような木の机
年代物のような引き出しについている金具
お風呂は下駄箱の草履を履いて外に
大きな壺を横目に渡り廊下を通り
露天風呂もあるこじんまりとした清潔感のある温泉
至る所木造で木のぬくもりを感じます
外の景色は雪景色 それでも中は日差しが入りポカポカと
猫が主のこの旅館 猫に会いに来る客もいるようです
夜に抱っこされて我が家のようにくつろぐ人がいた
客を怖がらない 逃げない 媚びない 人懐っこい
マイペースで日向ぼっこ 進出鬼没のネコちゃん
テラスにはデッキテーブルにずらりとチェアも用意されていて
玄関入って土間の奥には薪ストーブが赤々と
やっぱりストーブは温い 熱の度合いが違う
土間と一階の棚に作家さんの陶芸器や木彫りの人形が
所選ばず目に入る 被写体として良い気分にしてくれる
この木彫りの人形は井崎正治氏の作品
置いてあるだけで存在感があり想像力を掻き立てる
決してリアルではない表情で童話の世界に誘い
人それぞれの感性で物語を作らせてくれる
ほのかな光が演出をプラスして我が家にも一つ欲しい
どれ一つとってもメルヘンの世界に引っ張りこまれる
お食事所の部屋 窓は閉まっているのに
風でカラフルなカーテンがなびきそう
ロビーのくつろぎのひと時は セルフサービスの
淹れたての美味しいコーヒーが待っていました
大きなガラス瓶を見つけメダカを確認するおチビちゃん
覗き込んで 「いた!いたぁ!」
木の床に 木の椅子が積み木のようで可愛い
至る所にスナップ写真になる旅館でした
普段は予約が多くなかなか取れないようですが・・
ふらりと訪れ緊張感を癒すことのできる場所が
今のひっ迫した社会には必要のようです
心休まる時間を空間がさりげなく・・
次は料理の紹介を
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