私の漫画変遷
子どもの頃 マンガ大好き女の子だった
初めて手にしたマンガは 手塚治虫の『鉄腕アトム』
この子供の形をした愛くるしいロボットが 正義の味方
ジェットエンジンで空を飛び 10万馬力で
大人の悪巧みを暴いて やっつけるという
爽快で何て面白いのだと 私の心をわしづかみにした
シリーズではあったけど 1話づつの完結ものだった
次も待ち通しい という続きものではなかった
マンガは ある時期から続きものが多くなり
漫画家のストリー性が長編向きになり
次への購買欲を求める出版社の入れ知恵ではないか
と今なら よこしまな気持ちで思うが…
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その後 『なかよし』『りぼん』『マーガレット』など
少女向きのマンガが続々と出てきた
貧乏で薄幸の少女や いじめ抜くライバルの出現と
白馬の王子のようなカッコ良いメルヘンチックなものまで
漫画家の個性で 内容も多種多彩にあった
楳図かずおの『へび少女』『おろち』のホラーは 強烈で
夜トイレに行けなくなるぐらいの 恐怖を感じた
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そのうち 少女マンガのイジイジじめじめが性に合わず
『少年サンデー』『少年マガジン』『少年ジャンプ』の
少年ものを人から借りて 読むようになる
どのマンガにどの内容が入っているのか 思い出す事も出来ないが
『エイトマン』『鉄人28号』『あしたのジョー』『巨人の星』
『おそ松くん』『伊賀の影丸』『まことちゃん』
『ゲゲゲの鬼太郎』『ハリスの旋風』『天才バカボン』
『ほらふきどんどん』『丸出だめ夫』『男おいどん』
こういうのは 好みにも反映してくるのかと思う
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社会に出て 本屋で手にしたのは 単行本
『ドクタースランプ』『じゃりんこチエ』『ブラックジャック』
『ホワッツマイケル』『いじわるばあさん』
植田まさしの『かりあげくん』『コボちゃん』
みつはしちかこの『小さな恋のものがたり』など
シリーズものの単行本で主に クスっと笑えるものが多い
そして それら本の行方は子供のバザーと共に去っていった
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子供の時分は「マンガは後廻しにして勉強しなさい!」と
たしなめられ 適当にやって隠れて読んでいた
マンガは自分から切っても切れないものだと
ずーと思っていたが… 何てことはない
気が付いたら 切れていた
マンガは 劇画やアニメにない良さがある
昔のマンガは 時間を忘れさせ気持ちを幸福にしてくれた
そして 漫画家も素敵だった
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今日の一枚
(マンガはロマンあり テストには現実あり)
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デジグラ ピクチャ エーピー 5 / きせついろいろ
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