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2013.07.19

私の漫画変遷

子どもの頃 マンガ大好き女の子だった

初めて手にしたマンガは 手塚治虫の『鉄腕アトム』

この子供の形をした愛くるしいロボットが 正義の味方 

ジェットエンジンで空を飛び 10万馬力で

大人の悪巧みを暴いて やっつけるという

爽快で何て面白いのだと 私の心をわしづかみにした 

シリーズではあったけど 1話づつの完結ものだった 

次も待ち通しい という続きものではなかった

マンガは ある時期から続きものが多くなり

漫画家のストリー性が長編向きになり

次への購買欲を求める出版社の入れ知恵ではないか 

と今なら よこしまな気持ちで思うが…

その後 『なかよし』『りぼん』『マーガレット』など

少女向きのマンガが続々と出てきた

貧乏で薄幸の少女や いじめ抜くライバルの出現と

白馬の王子のようなカッコ良いメルヘンチックなものまで 

漫画家の個性で 内容も多種多彩にあった

楳図かずおの『へび少女』『おろち』のホラーは 強烈で

夜トイレに行けなくなるぐらいの 恐怖を感じた

そのうち 少女マンガのイジイジじめじめが性に合わず

『少年サンデー』『少年マガジン』『少年ジャンプ』の

少年ものを人から借りて 読むようになる 

どのマンガにどの内容が入っているのか 思い出す事も出来ないが

『エイトマン』『鉄人28号』『あしたのジョー』『巨人の星』

『おそ松くん』『伊賀の影丸』『まことちゃん』

『ゲゲゲの鬼太郎』『ハリスの旋風』『天才バカボン』

『ほらふきどんどん』『丸出だめ夫』『男おいどん』

こういうのは 好みにも反映してくるのかと思う

社会に出て 本屋で手にしたのは 単行本

『ドクタースランプ』『じゃりんこチエ』『ブラックジャック』

『ホワッツマイケル』『いじわるばあさん』

植田まさしの『かりあげくん』『コボちゃん』

みつはしちかこの『小さな恋のものがたり』など

シリーズものの単行本で主に クスっと笑えるものが多い

そして それら本の行方は子供のバザーと共に去っていった

子供の時分は「マンガは後廻しにして勉強しなさい!」と

たしなめられ 適当にやって隠れて読んでいた 

マンガは自分から切っても切れないものだと

ずーと思っていたが…   何てことはない 

気が付いたら 切れていた 

マンガは 劇画やアニメにない良さがある 

昔のマンガは 時間を忘れさせ気持ちを幸福にしてくれた 

そして 漫画家も素敵だった 

今日の一枚

(マンガはロマンあり テストには現実あり)



H250719_2



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