桜咲き 桜舞い 桜散る
言葉で現すと 表現は残酷で
「サクラサク」だと勝ち組で
「サクラチル」だと長年 頑張った成果が
これで もろくも崩れた感が否めないが…
雨風の後の 桜の木の下は
見事なまでの桜の花びらで埋まり
【綺麗】と言う言葉しか浮かばない
薄桜色の敷き詰まった絨毯の上を
歩くのは気が引ける
遠回りして もう少し
儚い花びらの【綺麗】を見ていよう
・
一年のうちの たった僅かな期間のみ
人々を魅了し 感嘆の声と高揚感を与え
老若男女を 外へと誘い出す
桜の木の下で 気心の知れた仲間と
円陣を組み 飲食を共にして
無礼講と言いながら 大笑いの後
飲んだくれた人を介抱して引き上げる
次の日の 祭りの後の
何も無かったような風と桜
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桜の花びらが散り始めると
春の季節が もうすぐ終わり
桜の葉がちらちらと見えてくる
新緑の季節へ
気分に浸ってる間に
次の仕事が 待っている
『さぁ 仕事 しごと 』
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今日の一枚(広島の桜)
↓ このページの甲山町しだれ桜も【綺麗】です