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2012.02.03

職人気質のデザイナーは今…

優れた技術・技能をもって

手作業の仕事をこなす人のことを 職人と言う

人は 仕事を依頼する時や 人の様を見て

『あのひとは職人よ』

『職人気質』

『職人芸』

などと太鼓判を押し 認める

人に頼らず自分で 手に腕に技術をしみ込ませ

熟練の域に達する技を 身につける

初めは丁稚のように 誰も振り向いてはくれないが

鍛錬の末に 時とともに 次第に腕をあげ 

自信のもてる仕事職人となる

【手に職を付ける】という言葉があるが

昔の仕事は そういうものが多く

若い時は辛い仕事 つまらない作業も我慢し

人間関係の嫌なところも受け入れて

『いつかは…』

と いう思いで頑張った

頑張れば 時が解決してくれる 人生だった

デザインを目指した動機もそういうことだった

『手に技術さえつければ やっていける』

『初めは貧乏でもいい 頑張りさえすれば…』

デザインの基礎を学び ようよう順調になり

デザインも面白くなり始めた 矢先

時代が移り変わるとは 思わなかった

デジタル化が進むと 今まで苦労して

鍛錬してきた技術が 無駄になり

あらためて パソコンの勉強をすることに…

手を使わず 頭を使う覚える技術が必要で

歳と共に パソコン市場はどんどんと

嫌が応でも 姿を変えていく 

覚える事が 増えていく

購入しないといけないものが多い

昔のデザイン道具は 一度購入すると

自分用に 大切に磨きをかけて手に慣らす

愛用していた道具は 引き出しの奥で

出番のないのに 待っている

『頑固じゃね 職人かいね』

こだわりを持ち 譲らない仕事振りで

こう呼ばれる人は 徐々にこの世から少なくなる

今日の一言(廻らない寿司を 食べてみたい)

H240203

職人芸のイラスト有り〼 ↓
http://www.e-digigra.com/title_page/dg1_in.html