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2011.12.18

付加価値でなく余剰価値でなく付いてくる

昔の話

デザインの仕事を受けると付いてくる物

ミカンジュースのロゴや箱のデザインをすると

ミカンジュースを数箱ごと… 買わされる

中国茶の袋とリーフレットのデザインを受けると

毎日 杜仲茶を飲む… 羽目になる

インスタント拉麺のデザインを競合でして

それに勝つことが出来ても 食べられない程の 

拉麺箱を事務所の玄関横に… 積み上げられる

お土産のパッケージのデザインを手掛けると

お中元・お歳暮の注文が… 待っている

クリスマスケーキのDMカタログをデザインすると

ケーキの予約注文が… 毎年くる

創立記念の広告デザインをすると

直接 祝い金を… 強請られる

音楽チケットのデザインをすると

ファンでもないのに高額のチケットが… 控えてる

県・市きっての数年先の大きなイベントの

垂れ幕・POP・カタログ諸々を手掛けても

沢山のチケットの付き合いが… どこに配ろうか…

大体にして 配れるところなんて もう抑えられている

自腹を切るしか無いのである

営業マンはクライアントから仕事を貰う時

それ以上のことも受け入れる覚悟で受けるのか

また 外注する先に負担させることも

視野に入れて営業を進めて行くのか…

持ちつ持たれつの関係というが

ローカルのデザイン料なんて たかが知れている

一生懸命にアイデアを練ってデザインしても

見返りに現物が控えてると

否が応にも選ぶ権利を失なっている

そんな時代の中で 仕事をしていたよ

今日の一枚(時代がつくり出した 上下関係)

   デザイナーもつらいが
       営業マンもつらい…


H231218_2


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