コーヒーを飲んで思い出した ある出来事
デザインを受けて デザインカンプが決まると
次は版下制作に移る 手順として
まず自社で出来ない箇所の手配をしなくてはならない
外注の主な部分は写植と写真撮影・写真リースなど
デザインカンプの時点で コピー文字の入る箇所は
タイトル文字とキャッチコピーぐらいは
デザインして収まる位置にレイアウトしている
カタログ等に入る文章は 原稿で渡されるから
前もってページ割りしておき デザイン的に見栄え良くし
説明文や細かい文章は ボーダーの線のみで現し
又は 同じような大きさの文章をダミーとして
逆さに貼付けて イメージ感を出していた
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ボーダーの箇所の 文字を写植指定する
文字数を数え このボリュームなら
このぐらいの級数で 行送りで この書体でと
ちゃんとページごと綺麗に収まるように指示して
原稿とカンプを外注先の写植に出す
※写真植字機のことを略して【写植】と言う
写真技術を用いて必要な文字を1字づつシャッターを押しながら
印画紙に焼き込み現像して写植文字に仕上げる
その間にカタログの規格版下台紙に
線画を墨入れし図版を張り込み数枚の版下を作成して置く
外注した写植文字が出来上がってくるのを待つのみ
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数日後 写植が出来上がってくる
さあ これから最後の文字貼りして仕上げに入る
『うん? こういう指定したはずはない』
文章が綺麗に丸い形をなしている
よく見ると デザインカンプの文字指定した上に
うす~く まぁるい枠が… いつから…
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今日の一枚(コーヒーの輪染み)