手に職をつける
学生の頃から 物思いがつく頃から
女性でも 手に職を持った方がよいと考えていた
やはりそれまでの女性を見て 自立の出来る職をと…
好きな道で それが出来れば
今でいう 自分探しのような考えをしてた
その頃の女性の職種は
銀行員 バスガイド 看護婦 デパートの受付嬢
経理事務 先生 和裁洋裁ぐらいしか思い浮かばなかった
他は会社に入社しても 腰掛けと呼ばれ
すぐ結婚の道へ と進むものと思っていた
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上記のような仕事もいいけど
少しでもいいから デザインに関わる仕事がしたい
でも何の脈絡もなく 毎日を送り
若い頃はそういう気持ちを 人に言うと笑われていた
夢見がちで 現実に地に足をつけて歩かないと だめじゃ と
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いろんなアルバイトをした事が 後になって役に立つ
グラフィックという名さえ知らなかったが
そういう職種が社会に出来て その道へと進んでいった
今ではグラフィックデザイナーと 普通に言うけれど
社会に浸透してないので 言っても分かってもらえなかった
こうこう こう言うのを仕事にしてるのよ と
手に職といっても 他人から見ると
好きな事して生活出来るのは 楽じゃね と言われる
好きだからこそ 苦にはならない仕事だった
どんなに給料が安くても 働く時間が真夜中でも…
1日中 年がら年中 職場から離れても
頭の中は デザイン一色に染まっていた
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時代が流れ 職種も分散化され カタカナ職が増える事に…
仕事の内容も 180度変わってしまった
パソコンも 手に職 には変わらないだろうけど
人を選ばない仕事になって デジタル化して…
頭があなろぐの私は その狭間で右往左往している
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今日の一枚