デザインの話 Feed

2013.07.23

数字のマジック

スーパーでの会話

『198円と201円  どっちが  安い感じがする』

  『そりゃ 198円』

『私は  201円』

 『見ても分かるように198円じゃない?』

『実際にじっと見るとそうだけど…』

 『考えるまでもなく198円が安いに決まっとる』

『急いで手に取る時 201円の方』

 『おかしな感覚しとる』

私の金銭感覚は 確かにおかしい思う

頭の中に198という数字に価値を置いてないからか

 

しかし スーパーだけでなく値段のついている商品

どこもかしこも【イチ キュー パー】的な価格設定

末数字が98で 見た目の安さを感じる価格がつけられる

割引 セール 大売り出し 還元価格 サービス品

大廉売 決算在庫処分 OPEN記念 価格破壊 期間限定と

タイトルを称して 割安価格で設定されるのが 

【イチ キュー パー】の数字マジックだ

確かにメーカー標準価格20,000円が 9,800円になると 

購買意欲も湧くだろう

大台に上がる一歩手前のこの価格設定が 

随分 昔から使われていて改良されなくても

人々の財布の紐を しっかり掴んで開けさせる

おそるべき【イチ キュー パー】

民衆の頭に中に インプットされている

利益がどうであれ 標準価格がどうであれ

98のつく数字を当てていれば 安く感じる危険

安さを感じている 100均SHOPも例外でなく

100円だから安いとばかりに あれもこれも

手に取り買い物カゴへ ポイポイ

レジで 『必要以上に買ってしまったな』

『でも100円だから いいか』となる

そして 同じ品をスーパーで目にする

価格は  88円 『そりゃ ないよ~』

チラシ制作者にとって 訴求効果は

面白い内容のレイアウトでありたい 

しかし 一般的にチラシを手にするのは 

【安い価格】が一番なのでは…

チラシの進歩は あるようで  ない

今日の一枚(旬のモノを安く)

H250723

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上のイラストは
【DIGIGRA PICTURE 28 / ワン'sポップイラスト★ライフ】より
 デジグラ ピクチャ 28 /

 

    下記のサイトで閲覧できます

♬  新素材集も どんどん増殖中  ♬

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2013.06.13

プラダを着た悪魔からの教訓

2006年制作の【プラダを着た悪魔】を見た

あらすじは 

主人公が ジャーナリストとなる目的の為に

足がかりとして 就職し入った出版先に

このドラマのタイトルの悪魔のいる設定

ブランドファッション誌の編集長が悪魔のような人で

主人公が その秘書という役どころである 

厳しい困難に立ち向かい 成長していく様が

なんとなく 実際の有名どころの職種にも似ていて

客観的に見ると 面白い

現実問題 憧れの職種でも 

外からでは 到底理解出来ない事柄が多く

いざ中に入って見ると 素敵に映っていたことが

そうそう素敵でなく 嫌な面ほど目につくようになる

オーラが掛かって見えていたものが

仕事に慣れてくれば慣れてくる程 オーラでなく 

ただ他人を寄せつけない為の 我が儘だったり 

傲慢な態度で人を振り回す 人種だったりする

しかしその人も そこにいくまでにトントン拍子でなく

明らかに階段をのぼりつつ 努力を惜しんでない

自分を成長させるべく 優先順位をわきまえている

それにより 失う代償も半端でない

そういう所で働く選択肢も しないよりした方が良い 

ハードルを乗り越えて行くべき過程として見据え

体験したことが 勉強になるし

知らないより 経験したほうが強くなれる

要するに 若い頃は沢山の苦労は買ってでも

ということだろう

年を取ってからの苦労は 何事も辛すぎる

特に デザイナーは夢を売る商売であり

若い頃に 

良いものを見て 美味しいものを知り

沢山の刺激ある人と 接して

辛い事も 泣きたい事もすべて体験して

自分の表現したい道を 探し出す

今日の一枚(今ある自分は…はてさて)



H2506131

陶芸で作成した花鉢   自分らしさ出てる? 



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♬  素材集の表現も 自分らしさあり   ♬

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2013.06.06

肝が縮んだ瞬間

今 新しい素材集を3タイトル制作している

データの制作だけでなく 印刷関係のデザイン等

カタログ リーフレット ラベルすべて手掛ける

最後の追い込みに入り 入校終了し 

カタログ等を 印刷にまわした

これであと 印刷が出来上がるのを待つ間

次の段階のリリースまでの仕事に取り掛かる

その前に 机の上を片付ける

とっ散らかっている校正用に出力した書類等を

整理していて何気なく印刷に出したリーフレットを

眺めていた…  すると

入力ミスが 見つ かっ た

H2506061

あれほどチェックしたのに 見逃している

目を皿のようにして見ても 見つからなかったのに

今になって 間違っているのが分かる目になっている

印刷はやり直せるのか 直せない段階に入っているのか

心臓ドキドキ!! 

余分に金額が掛かるかもしれない 

覚悟して 電話でストップ出来るか連絡する

その間 間違い箇所を直そうとデータを見る

『な~んだ』

『直っているじゃない』

修正前のコピー用紙を見て あわあわしていた

電話で冷汗を流しながら 元のままで良い旨を伝える

確認してから 電話をすれば良いものを

慌てると時間が勝負で そんなこと考えていられない

とっさに 『ひゃ~ 大変』とばかり空陸がひっくり返っている

いっとき 心臓ばくばく ドッキンとした

考えてみると昔から 印刷に関わる中でよく体験した

価格の間違い 期間設定の間違い 文章のカットミス

商品名の入力ミス ノンブルの前後ミス

結局 あわてん坊はデジタルに移行しても

アナログの頭の中まで 変わらないのね

今日の一枚(何気ない一日の筈が…)

H2506062

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上のような喜怒哀楽の面白いイラストは

【DIGIGRA PICTURE 27・28 / ワンズポップイラスト】より

下記のサイトで閲覧できます

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2013.05.19

お菓子博から 菓子パッケージのこと

★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  

広島の2013お菓子博覧会に 最終前日に行く

前年から宣伝して前売券も出ていたので

ワクワクと 期待し過ぎてしまった

サプライズ的な何かを想像してしまい

甘く 切ない 融けてしまいそうな なにか…

人が多いというので少ない日を と思い

選んだ日が一番入場者の多い日とは 此れ如何に

まず 一番近くの入り口から

全国の和菓子 洋菓子が一挙勢揃いで

美と匂いと味を 楽しませてくれた


H2505191

全国各地の特産物によって 作られるお菓子から

伝統ある京和菓子 昔ながらのお土産的なものなど


H2505194


主役となる宮島の鳥居 厳島神社 管弦祭

そして 夫々の菓子職人の造り上げた精巧な菓子細工は

見事なものも多く 甲乙つけながら見て回った

これは 職人の集中力と技術とセンスが表れる

松の枝 松の葉 牡丹 菊 藤 南天の実 鳥たち

ううん?

すべて作品は 表現に時代を感じるものが多かった?

菓子職人でも若い人より 年長者が多いのだろうか

それとも 

作成するのに昔からの方法を伝授しているのかしら

などと思いあぐねながら

菓子細工の若いアート表現を もっと見てみたい気がした

若い人たちの創作は 洋菓子の方向でドーム型で統一し

マジパンでつくる童話風なものを 一同に会した

お菓子の世界も 学校やら協会やらいろいろと

取り仕切りがあってこそのイベントなのだろうな



H2505192_2

ひとつ気が付いた事に 

パッケージの面白さが 少ないということ

一昔前にあったパッケージデザインは 形態がいろいろあり

今で言う『いいね!』パッケージは勉強の糧としてファイルした

お菓子の仕事を受注する時は 

ロゴ 包装紙 パッケージの形態もその中にあり

考えあぐね 作るのが楽しかった

紙のコストを考え 組み立てが容易く

目を引く形態で 尚かつ斬新なデザインで…

などと パズルのように紐解きながら

製品にまでになると 嬉しさも倍増した

今は コスト面や 過剰な包装だとかで

シンプルな規格内の蓋付き四角箱ばかりで

  面白みに欠ける

    時代なのかしら

まあ お菓子が主役で パッケージは二の次

販売と入場させるのが 一番の目標だから

目標は突破  ク・リ・ア だ



今日の一枚( 試食が… あぁ… 涙 )

 


H2505193_2

 … 試して 買いたや 菓子の味 …  





上記イラスト素材は EPデジグラシリーズ

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2013.04.15

花の色 いろいろ


休日は 雲ひとつない澄み切った青空日和

こういう日に 家の中に閉じこもってはいられない

どこかで催しなるものは… と

家の仕事もソコソコに 外へと飛び出した

そういえば 港公園近くで グリーンフェスタがある

目を肥やすつもりで 今年も見参することに

催事物を見るのも 視野を広げる意味で勉強になる

車から降りると 『まぁ 良いにおいだこと』

風のたなびく方向は 牡蛎小屋があり

においの正体は 焼き牡蛎だった

もうすぐ 牡蛎の季節も終わるのだろうに

においだけは 頑張って辺りに漂わしている

焼き牡蛎の行列も そろそろ見納めだ

グリーンフェスタは 牡蛎小屋のお隣さんで

こちらも華やかに 色とりどりの花や木々が競演していた

陽の光がトップライトのように それぞれに平等な光をあて 

まばゆいばかりの自然発色の美しい色を 醸し出している

印刷インクでは 到底刷られる事のない美しい色だ

目で見る色と デジカメに納める色と モニターに映る色と

印刷で刷り込まれる色は どれも異なり

実際の花の色は 自然の脅威だ

どうやって こんな色が作られるのだろう

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同じ自然の恵みを受けても

こんなにもそれぞれの美しい花形と色彩

いつも 知らない名前の花木が陳列されていて 

いちいち プレートを見てみる

プレートのカタカナの名を読みながら

そして その端からさっきの花の名を忘れていく私

見て回りながら たまにデジカメで納める

その中から 清々しい気分にしてくれる花鉢を

事務所にも 置いておきたいと選んだのは 

この花 【フランネル フラワー】


H2504158

デジカメ写真に映る平面的な美より 

実際の上品 且つ清楚な花びらの可愛い事

そして 花びらも葉もやわらかく まるで織物のフランネルだ

そのまま 名前につけられたと言っちゃそうだけど

もっと趣のある 名前はないものか…

ティンカーベルみたいな ジョセフィーヌみたいな… 


上記写真の周りで使用した飾り罫素材は

【Digigra Picture EP 13 / CROSS × CROSS】より

線にそった形で色々囲んんで表現できます


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