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2012.01.05

後髪をひかれる思い

髪に 白髪がまじり初めて以来

もう何年も その度に染めてきた

1か月に 数センチ伸びると 

前は そう気にはならなかったが

今は 相当見苦しくなってきた

しっかりと 髪が伸びたのが分かり

地肌と白髪が 髪の分かれ目からのぞく

外出先で 人から見られて気になるのに 

気にしないようにしている 自分がいる

『いつから 白髪の生えてくるままでいようか…』

考えるところで『やはり染めよう』また染めては 

伸び始めると また 考える

そうこうするうち やっと決断して

『染めないままでいよう』となった

何か月もそのままでいると

どんどんと白髪の割合が増えてきた

娘が 久しぶりに帰って来て

『髪染めてあげようか?』という

『えっ! 黒い方が良い?』

『うん』

それは そうであろう

誰しも 親は若く見られるほうが

良いに 決まっている

いくら 気分は若いつもりでいても

外見が 老けて見られては と思うのだろう

顔と髪のバランスがおかしくないかな?と

思うが そこは上手い具合に染めてくれた
  
髪をとかして 優しく染めてくれる手が温かく

髪から 心に伝わってくる

正月そうそう 込み上げてくる …

正月過ぎて 娘は風のように帰っていった

後ろ髪をひかれる 思いでいる

また1カ月すると 白髪がはえてくる 

親は歳をとり 子供は親が生んだ歳になった

今日の一枚( 佇む )


H240105_2
 太田川にて


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