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2011.11.23

パッケージの版下

目からうろこがとれる という意味は

今まで難題で解決出来なかった事柄が

急な解決方法で視野が開けてくる様と 理解はしている

しかし また違った意味で鱗がとれた と表現する出来事が…

ある時 数種類のパッケージのデザインが決まり

これから版下に取り掛かり 製版・印刷に回す手はずとなる

その時 クライアントから版下も校正したいといわれる

きっと新しいパッケージに思入れがあるので

自分の目でしっかりと見ておきたいのだろう

デザインしたパッケージを寸分の狂いもないように

紙の厚みも計算にいれ 版下台紙を丁寧に仕上げ終わった

クライアントに版下を渡し 持って帰られた

後日 版下を持って現れた手元を見て 

目から鱗がとれた みたいな感じになった

私は近視なのでコンタクトをしていたのだが

そのコンタクトが鱗のように取れそうになった

『ギョヘェ〜』

クライアントは何種類もあるパッケージの版下を

切って組み立てていらしたのである

また いちからやり直しである


知らないということは 手間の掛かることだ

注:版下とは デザインされたものを白い紙(ケント紙・アートコート紙等)に
写植文字や図版を貼り 表罫線などを墨入れしてトンボを書き原稿を作る
これを製版しフィルムにして印刷用とする

今日の一枚(版下を組み立てたり 鉛筆で書いてはいけませぬ)

H231123


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